オーバーマン キングゲイナー [必殺技辞典]

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原作:富野由悠季
アニメ:WOWOW(スクランブル放送) 2002年9月〜2003年3月
製作 WOWOW バンダイビジュアル サンライズ
アニメーション制作 サンライズ
コミック:メディアファクトリー 月刊コミックフラッパー
作画 中村嘉宏

地球環境の悪化した未来、人類は自然再生のため温暖な土地を離れ 劣悪な環境の地にドームポリスを建設し、そこで暮らしていた。
しかし時が経ち、自然が充分に再生したと思われるこの時代にあって尚、ドームポリスは行政府側の利益搾取のためだけに存在し続けていた。
そんな生活を実質強制させられていたドームポリスの民――ピープルの不満は鬱積し、温暖な土地への回帰運動「エクソダス」が活発化したのだった。
それはシベリアに存在するドームポリス、ウルグスクでも密かに計画されており、エクソダス請負人が召喚されたのだが・・・・・・・・

ウルグスクに住む高校生、ゲイナー・サンガは両親をエクソダス反対の疑いで何者かに殺害されたコトが原因で引き篭もり、ゲーム「オーバーマン」に明け暮れる生活を送っていた。
そんな彼が久々に登校した冬至の祭の近付くある日、ゲイナーは突然教室に押し入って来たシベリア鉄道警備隊員のアデット・キスラーに身に憶えの無いエクソダスの容疑で逮捕されてしまう。
留置場に入れられたゲイナーはそこで1人の男、ゲイン・ビジョウと出会う。
ゲインは隙を見て見張のシベ鉄を叩きのめすと、ゲイナーに手を差し伸べ言った。
「エクソダス、するかい?」
そう、ゲイン・ビジョウこそがウルグスクに召喚されたエクソダス請負人だったのだ。
彼に言われるままにゲイナーは留置場を脱出し、ウルグスク公メダイユの屋敷に潜入する。
そこでゲイナーが目にしたのは、メダイユが美術品として所有していた未知のオーバーマンだった。
ゲームでオーバーマンの操縦に一応は心得の有ったゲイナーはそれを「キングゲイナー」と名付けて起動し、奪取する。
そしてゲイナーとゲインはメダイユの末娘アナ姫を人質として誘拐(実際は本人の意思で着いて来たため誘拐とは言いかねるが・・・・)、それと時を同じくして冬至の祭を隠れ蓑にエクソダスが実行され始める。
エクソダスとゲイナー達の脱走を止めるべく攻撃を開始するシベ鉄とウルグスクのピープルは激突する。
こうして、ヤーパンへの長く厳しいエクソダスが始まったのだ―――――

「機動戦士ガンダム」「伝説巨神イデオン」などの作品で知られる鬼才、富野由悠季の監督作品。
この作品に於ける一番の特徴はかつて「皆殺しの富野」の悪名で呼ばれた彼の「ブレンパワード」以前の作品群とは異なる、明るい作品であるコトである。
それは随所に挟まれるギャグなどだけで無く、作品のテーマがエクソダスと言う「希望」に満ちたモノである点や敵味方を問わず魅力的に描かれる登場人物、少ない人死に、そのテンポの良い主題歌に乗せてオーバーマンがゴーゴーダンスを踊る何とも衝撃的な(笑)オープニングなどから伺うコトが出来る。
それは、かつて自らの望まざるカタチでアニメを作って来た過去からの「エクソダス」とその後に続く「新訳」と銘打たれた劇場版「機動戦士Zガンダム」や「リーンの翼」に続く新たなる富野由悠季の誕生を象徴している。

尚、この作品と「ブレンパワード」「∀ガンダム」を合わせてファンの間からは「富野新三部作」と呼称されるコトもある。

マッハバンドシェイカー アンダーゴレーム
オーバーマン キングゲイナー
正式には「衝撃」のオーバースキル。
アンダーゴレーム2体で対象を挟み込み超振動の衝撃波を発生、 衝撃波&振動のダブルダメージを対象と中のパイロットに与える事が可能。 但し必ず2体で無ければ使用できないと言う欠点がある。 あくまで殺傷用ではなく相手の戦闘力を奪ってから捕獲ないし拘束する為の技であると思われる。 (Hiroさんより)

オーバーマルチキック キングゲイナー
オーバーマン キングゲイナー
搭乗者のゲイナーがゲーム「オーバーマンバトル」で使用していた必殺技をアレンジしたもので、 キングゲイナーの持つ加速のオーバースキルを利用した高速移動からのキック。 (Hiroさんより)

加速 キングゲイナー
オーバーマン キングゲイナー
分子を加速させ、キングゲイナー自身の移動速度を飛躍的に高める事が出来る他, 腕や脚のみを加速させて強力な打撃を放つ事も可能。(Hiroさんより)

硬化 ゴーレム
オーバーマン キングゲイナー
装甲強度を自在に変化させる事が可能。但し通常の装甲強度より軟らかくする事は出来ない。 装甲強度を最大限まで上げるとあらゆる物理攻撃を跳ね返すことが可能だが、強力な衝撃を受けるとパイロットに直接ダメージが及んでしまう。 (Hiroさんより)

怪力 パワーゴレーム
オーバーマン キングゲイナー
都市ユニット(巨大な移動都市)を片手で軽々と持ち上げる事が出来るほどの超絶的な怪力を発揮する事が可能。 元のゴレームに怪力のオーバースキル発動用の「パワーコート」重ね着する事で 「硬化」のオーバースキルも併用する事が出来、攻守ともに強大な力を発揮する。(Hiroさんより)

十手返し ヒューズ・ガウリ
オーバーマン キングゲイナー
第10話初登場。 十手を逆手にもって高速で振るうというもの。 銃弾を跳ね返すという荒業を見せた。

[1]忍法火炎車
[2]忍法すり足の術
ヒューズ・ガウリ
オーバーマン キングゲイナー
[1]第10話初登場。 ヤーパン忍法の1つで、 戦車の上に乗って高速でバックしながら 発砲しまくるというもの。

[2]第10話初登場。 雪の中でも相手に気付かれることなく、 背後に回りこむことが出来る。

透明化 ブラックメール、キングゲイナー
オーバーマン キングゲイナー
読んで字のごとく、自らを透明化できるオーバースキル。
姿を消すだけでなくセンサーやレーダーからも完全に姿を消す事が出来る「ステルス+光学迷彩」の効果をもっている。 なお、ブラックメールが装備していたブラックコートを「着る」ことによって、キングゲイナーも透明化のオーバースキルを使う事が出来るが、 その際にはコクピットに透明化のオーバースキル用の端末を持ち込むことが必要である。 (Hiroさんより)

時間停止 ラッシュロッド
オーバーマン キングゲイナー
掌から放たれるストップビームを対象に照射する事によって、対象の時間を止める事が出来る。 止めた時間はラッシュロッドが任意で再び動かせ、これを応用してあらかじめ自分が放った銃弾の時間を止めておき、 再び銃弾の時間を動かして敵の死角を狙う擬似オールレンジ攻撃も可能。(Hiroさんより)

ストップ張り手 ラッシュロッド
オーバーマン キングゲイナー
ストップビームを放たずに掌に溜めておき、敵に向かってストップビームを張り手の要領でぶつける技。 喰らった相手は「張り手による打撃ダメージ+ストップビームによる時間停止の特殊効果」を同時に食らう事になる。 (Hiroさんより)


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