こわしや我聞 [必殺技辞典]

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 県立御川高校に通う高校二年生、工具楽我聞は突然姿を消した父親に代わって家業である解体業『工具楽屋梶xの社長を勤める高校生社長。隣のクラスに通う秘書兼経理部長の國生陽菜や、営業部長の辻原蛍司をはじめとした少数ながら優秀なスタッフに支えられつつ、ビルや家屋の解体を行っている。
 しかし、実は工具楽屋には隠された本業があった。それは、政府や企業が壊したいものを、社長の家系に代々伝わる究極の肉体コントロール術“仙術”を使って隠密裏に破壊するというもの。
 仙術使いとしてはやや未熟ながら、我聞は今日も社長として…漢として…一家の家長として、仙術を解析し、軍事転用しようとする“真芝グループ”……そして赤字と戦うのだ!
 工具楽屋第二十五代目社長 工具楽我聞……突貫!!


作者……藤木俊
連載……週刊少年サンデー2004年11号〜2005年52号
単行本……全9巻
 前身は「サンデー超」において短期集中連載(全5回)されていた同名漫画。解体業兼裏稼業の社長である主人公が“仙術”と呼ばれる異能力を駆使して戦う所謂『能力バトル』漫画だが、さっぱりした気質の主人公をはじめとしたキャラクターや主人公の“高校生社長”という立ち位置もあり、ともすれば『裏稼業』をテーマに扱う漫画が陥りかねない陰惨なイメージを排除し、痛快なアクション漫画として好評を博した。

ライトニングボルト(阿部仙術 砕・雷走) 阿部雪見
こわしや我聞
第51話初登場。手のひらから金属類を伝わりながら走るように電撃を放出する。 本当の技名は「阿部仙術 砕・雷走」のようだが、本人はライトニングボルトと 言って使用している。

奥津仙術 溶・火炎刀 奥津太一
こわしや我聞
第51話初登場。愛用と思われるキセルに氣をまとわせる。 そうすることで、キセルを鉄をも簡単に溶かしてしまう武器に変化させてします。

[1]如月仙術 撃・鉄槌
[2]如月仙術 砕・金剛弾
如月勇次郎
こわしや我聞
[1]>第51話初登場。腕をハンマー状に変化させて、そのまま叩きつける技。 簡単に鉄をもぺしゃんこにしてしまう威力がある。

[2]第50話初登場で、「鉄」の仙術使い如月勇次郎の仙術。 全身をマシンガンの弾丸をも弾くくらいに硬化させることが可能。 飛んでいるヘリコプターから飛び降りても無傷。

あたし奥義!!瞬天降魔脚!! 工具楽果歩
こわしや我聞
蹴り上げた対象を空中踵落としで撃墜し、地面に落ちた対象に追い討ちのドリルキックを放つ、工具楽果歩の奥義。仙術使えないのに……凄いよ、果歩りんw(すがたけさんより)

我聞ダイナミック 工具楽我聞
こわしや我聞
初出は第15話。ツルツルに磨り減ったラバーをバカ力で強引に補ったパワードライブ。通常は上から被せるように打つドライブボールを、下から突き上げるように打つ事で、低く、鋭い劇的な前進力をもたらす事が出来る。
 また、無意識的に行っていたこのドライブの『全身のバネを活かした力の伝達』を意識しながらイメージし、その通りに身体を動かした事が我聞のステージを引き上げ、“理”の技である爆砕に開眼する切っ掛けとなった、ある種のスイッチとなった技でもある。
 佐々木曰く『びんぼードライブ』。(すがたけさんより)

工具楽仙術 穿功撃
・工具楽仙術 解・穿功連撃
・工具楽仙術 弾・双掌砲
・工具楽仙術 解・追攻穿突貫
・工具楽仙術 貫・螺旋撃
・工具楽仙術 撃・爆砕
・工具楽仙術 崩・一点突破
工具楽我聞
こわしや我聞
・打撃の瞬間、間接部に質量をもった氣を送り、無理やりすきまをあける。そのまま打突の「ねじり」で骨をはずす工具楽の基本技。

打撃の瞬間、間接部に質量をもった氣を送り、無理やりすきまをあける。そのまま打突の「ねじり」で骨をはずす工具楽の基本技、穿功撃の連打。(福島県某所さんより)

・打撃の瞬間、間接部に質量をもった氣を送り、無理やりすきまをあける。 両手から繰り出す「発勁」のような技である。

・突貫用のハンマーを持った状態で、繰り出される技。 その威力はビル一室の床をぶち抜く程の威力をもつ。

・初出は第9話。「穿功撃」のように打撃の瞬間に間接部に質量をもった氣を送り、無理やりすきまをあける。 そのまま「穿功撃」以上の回転力で対象を破壊する技。 対象に拳を命中させなくても、回転させた氣の渦を飛ばし遠距離の目標に対しても命中させることが可能。

・静馬との特訓の末に編み出した必殺技。 爆発を操り使用するこの技は、打撃と共に爆発を生み出し対象を破壊する。 威力は高いが大雑把な技で、自身も爆風に巻き込まれる危険性もある・・・がそれは本人が未熟故である。 2度目の特訓で、気を収束させることを覚えたことで、遠距離から気を飛ばして相手に命中させ、 なおかつ威力をアップさせることに成功している。

・竜頭拳の握りから繰り出される一撃。 物質の気の流れを見切り、要となる一点に気の一撃を通し、構成力自体を崩す技。 この技に力は必要なく、集中力を必要とする難易度の高い技。

空 愛 台風 工具楽 珠
こわしや我門
後転の途中で四肢を一気に伸ばし、さらにひねりをかけて相手を両足で蹴り飛ばす技。滞空状態の斗馬を蹴り飛ばしたりと、かなり使用状況が限定される様子。 ちなみに巻末四コマで協力技としてサッカーボールをヘディングしている(ルール違反)(地龍さんより)

[1]西音寺仙術 触・樹根操
[2]西音寺仙術 防・樹障壁
西園(音)寺進
こわしや我聞
[1]第51話初登場。 持っている棍で地面を突くことで、どこからともなく樹木の根っこを呼び寄せ、 操ることができる。 作中で第50話でキャラが紹介された時「西園寺進」と記載されていたが、 技名では「西音寺流」となっている。・・・多分誤植??

[2]第57話初登場。木の仙術で巨大な木の根の間に術者を入れ、身を守ることが可能。 複数の仲間を守るのに利用することも可能である。

[1]佐々木☆スペシウム
[2]佐々木★スペシウムギャラクティカ
佐々木
こわしや我聞
[1]主人公と同じ卓球部のナンバー2の佐々木くんの必殺カット。 この技の前に相手はなかなかドライブ回転をうつことが出来ないらしい。

[2]第21話に登場。主人公と同じ卓球部のナンバー2の佐々木くんの必殺技(?)。 ダッシュからすれ違いに人間をスマッシュする。この技で主人公我聞を吹き飛ばした。

斬・水刃 静馬
こわしや我聞
水を操る仙術を使う静馬の技で、水を刃として化して攻撃する。 最大出力だとおよそ刃渡50メートルに達し、巨大な鉄の塊さえも簡単になます斬りにしてしまう。 ちなみに本人いわく現役時代だったら刃渡100メートルまで伸ばせたらしい。

[1]静馬仙術 撃・水楼陣
[2]静馬仙術 斬水糸
静馬かなえ
こわしや我聞
[1]第52話初登場。 水の糸「水糸」を自身のまわりに張り巡らせて、周囲の敵を薙ぎ払う。

[2]第38話初登場。水を鋭く細い、糸として扱う術。 その強度は潜水艦をも軽々持ち上げても大丈夫で、そして潜水艦を簡単に輪切りにしてしまう。

撃・大水弾 静馬番司
こわしや我聞
第40話初登場。気で水を集めて練り上げ、 巨大な水弾を作り出して対象に向かって飛ばす仙術。 その水弾は並の硬度ではない。

[1]静馬仙術 撃・大水流
[2]静馬仙術 撃・水弾 跳弾乱舞
[3]静馬仙術 激・超大水弾
[4]静馬仙術 散撃・八岐水水蛇(やまたのみずち)
静馬番司
こわしや我聞
[1]第42話初登場。 氣で練り上げた水球を、瞬時に変化させ激流に変え敵を押し流してしまう。

[2]小規模な撃・大水弾を4つ作り出し四方へと跳弾させる技。作中では周囲の木々をなぎ倒し、相手へと浴びせかけるが爆砕によって敗れる。(地龍さんより)

[3]第83話初登場。 気で水を集めて練り上げ、「撃・大水弾」以上の超巨大な水弾を放つ技。 水が破裂した場合も、他の技に瞬時に移行できる。

[4]第83話初登場。 水を八つの蛇の如く分かれさせ、対象に襲いかからせる技。

七見仙術 貫・螺旋連撃 七見イサム
こわしや我聞
「貫・螺旋撃」の連打バージョン。 七見イサムは主人公よりも、気を練るスピードが速いので より速く連打をうつことが可能。

寸勁・爆腑 辻原蛍司
こわしや我聞
第33話初登場。 相手に密着するぐらい近づいた状態で軽く片肘を当て、踏み込むと同時に相手を吹き飛ばす技。 詳細は不明だが、おそらく仙術で気を爆発させ吹き飛ばす技だと思われる。 暴走した主人公を気絶させたり、かなりの威力はあるようである。

冷勁 辻原蛍司
こわしや我聞
第34話初出。密着状態から繰り出す中国拳法の技法。外装も腕の延長と考え、内部に衝撃を伝える技。その威力は弾丸を止める衝撃吸収構造を誇る外装であっても関係なく、100%の衝撃を接触面から波紋のように体内を経由して接触面の逆位側に伝える事が可能となる。(すがたけさんより)

エアジェット・ハンマー 十曲才蔵
こわしや我聞
第81話初出。“青”参式・改、及び、十曲才蔵専用の“青”シリーズ最終タイプ“青若”に搭載された装備。スラスターによるエアジェットと高速パンチを作用させてかまいたちを発生させ、その真空の刃による攻撃を付加する。(すがたけさんより)

D・T・F最高潮 トルネードダンス 十曲才蔵
こわしや我聞
第83話初登場。 竜巻のように回転しながら、華麗に周囲の敵にパンチやらアッパーを繰り出す。 真芝の第八研所長が開発した新型スーツを装着した状態ないと使用できないのだろう。

ひき逃げアタック 十曲才蔵
こわしや我聞
第67話初登場。 真芝の第八研所長が開発した新型スーツ「青参式改(ブルースリーカスタム)」を装着した状態で使用可能。 背中のエア・ジェットを噴射して、推進力を得ることで繰り出される体当たり攻撃。 技名のセンスに関して「ひき逃げ・・・って」などとつっこまれている。

反仙術 國生武文・國生陽菜
こわしや我聞
仙術の源であり、人間の生命力の大元である“氣”の流れを接触することで断ち切り、仙術を打ち消す、國生の家系に伝わる能力。熟達すれば、人間の生命そのものを吸い上げることすらも可能になる。(すがたけさんより)

必殺X攻撃 工具楽珠&工具楽斗馬
こわしや我聞
第63話登場。我聞を気絶させるべく、指令を受けた二人が使用した奇襲技。 ターザンの如くロープにぶらさがり、背後から同時に襲いかかる。 しかし見事にかわされてしまい自爆してしまう・・・地面に頭からめりこんでしまう。

工具楽・静馬 合仙術 水龍爆吼 工具楽我聞&静馬番司
こわしや我聞
第57話で逃げる潜水艦に対して使用した水中での合体仙術技。 番司が両手の間に空気の渦と目標の潜水艦までの空気の道を作り出し、 我聞が「撃・爆砕」の技をその空気の渦に放つことで、番司がその爆発のエネルギーを おさえこみ、空気の道に収束して送り出す。 そうすることで爆発のエネルギーはうねりを上げながら目標まで駆け抜ける。

ラブラブ収束爆砕 工具楽我聞&國生陽菜
こわしや我聞
 初出は第87話。『暴走状態』の原因である氣の過剰吸収を、反仙術で流入する氣の一部を打ち消すことで制御し、マガツタマによってもなお仙術を無効化出来ないほどの想像を絶する破壊力を持った収束爆砕として放つ『愛の合体技』。
 最終話直前に登場し、結局正式名称が不明のまま連載終了となったが、作者である藤木俊先生の公式ブログでその正式名称が明かされた。
 なお、やはりというか何というか、元ネタになっているのはGガンダムのラストを飾った『石破ラブラブ天驚拳』(笑)。(すがたけさんより)

工具楽仙術・収束 撃・爆砕 工具楽我聞・工具楽我也(・七海イサム)
こわしや我聞
初出は第67話。工具楽仙術の“理”の技『撃・爆砕』の開放点を一点に収束することで指向性を持たせ、高い貫通能力と中距離の射程を持たせた、言うなれば『槍』のような技。主に『収束爆砕』の略称で呼ばれる。
 『溜めの時間が必要』という弱点はあるものの、その破壊力は弱点を補って余りある。
 我聞と我也の他、真芝の実験部隊の一員として再登場した七見イサムも擬似的に我也の能力をコピー出来る『タリズマン』の効果で収束爆砕を使用出来るようになっていた。(すがたけさんより)

撃つ“打突” 工具楽我聞・辻原蛍司
こわしや我聞
 初出は第60話。腕を発射口、体重を弾丸に見立て、踏み込みと共に全体重を乗せた打突を撃ち込む、中国拳法で言うところの『打開』『十字勁』を下地に敷いた打撃法。  元来は中国拳法の達人である辻原の技であったが、辻原に幼い頃から手ほどきを受け、九州での修行によって『威力の収束』をマスターした我聞も使いこなせるようになった。  また、この打撃法の持つ理は我聞にとっては最大技である収束爆砕の修得にも多大な影響を及ぼした、我聞にとってターニングポイントに関わる技の一つであるといっても過言ではない。  だが、作中でこの打突の餌食になるのは常に凪原のみ。左眼を潰されたり、コンクリを生身で破砕する羽目に陥ったりと、凪原にとってもある意味人生のターニングポイントに(下降線に、ではあるが)関わっている技である(笑)。 (すがたけさんより)


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