かおす寒鰤屋  [必殺技辞典]

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連載:週刊少年ジャンプ(1995年51号〜1996年9号)
作者:大河原遁
単行本:全1巻

東京のとある場所に店を構える古美術品店「寒鰤屋」。その六代目店主である倉本駆馬は、まだ若いながらも鋭い鑑定眼を持つ腕利き。さらに隠密の血をひき「上泉神陰流」を修めた、武術の達人でもある。そんな彼の周囲には、あくの強い仲間たちと骨董絡みのトラブルが常に集まってくるのであった。

少年誌であえて「骨董」という渋いテーマを扱った意欲作。しかし読者には受け入れられなかったようで、わずか9話で完結している。

上泉神陰流(こういずみしんかげりゅう)無刀取り 倉本駆馬(かるま)
かおす寒鰤屋
第七話登場。一般でいうところの真剣白刃取りである。第一話で駆馬が「我が体術は無刀取りの元祖、上泉神陰流」と言っているので、どうやらこの流派を象徴する技のようだ。(松の字さんより)

摩利支天の秘術 倉本駆馬(かるま)
かおす寒鰤屋
最終話に登場。しょうもない理由で親友の森山長蛇と戦う羽目になった駆馬が、打たれ強い長蛇に対して使おうとした技。彼の口ぶりからして、おそらく上泉神陰流の奥義かと思われる。しかし発動直前に父親の乗る軽トラックが突っ込んできたため、結局不発に終わった。ちなみに摩利支天(まりしてん)とは、仏教の守護神で陽炎の化身である。(松の字さんより)

[1]ハヤブサキック
[2]ハヤブサスカッド
かおす寒鰤屋
[1]第五話にて、ハヤブサスカッドに続いて哲が放った技。建築現場のクレーンを振り子のように使い、勢いをつけて相手にキックする。(松の字さんより)

[2]第五話にて、ビンテージジーンズ争奪戦に乱入した古着屋の息子、哲が使った技。建築現場にあったスコップを、相手に投げつけるだけ。当たり所が悪ければ大怪我しかねない物を他人に投げつけるとは、将来が少し心配なお子さまである。(松の字さんより)


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