火閻魔人シリーズ  [必殺技辞典]

TOPへ
● 火閻魔人
作・奥瀬早紀。月刊コミコミ連載。
鬼退治を生業とする美青年・桃源津那美を主人公にしたオカルト漫画シリーズ。この作者の初期作品のひとつであり、1987年に単行本が出版された。全1巻しかない短い作品だが、その独特の怪奇ムードや魅力的なキャラは、20年近くたった現在でもファンが多い。

○爵位の魔王
謎多き美青年・桃源津那美。鬼退治を生業とする彼が経営する探偵事務所に、ひとりの女性が駆け込んできた。オカルト雑誌のルポライターだった彼女の父親が、怪物に襲われて食い殺されたというのだ。調査を開始した津那美は、ルポライターが調査していた新進の製薬会社が怪しいことを突きとめる。だがその会社は、驚くべき人物により支配されていた。彼の名はドラキュラ。2千年の時を生き続け、闇の世界の覇権を握る伝説の“伯爵”その人である・・・・・・・・・・

○座敷童子
あい変わらずの鬼退治を続ける桃源津那美はある日、柄波高校の大沢校長より依頼を受ける。彼の話によると、その学校には鬼が封印されており、5年に一度生徒を生贄にすることで復活を免れてきたのだという。だが、現場に赴いた津那美は、その鬼がかつて自分が倒した個体であること、その復活が目前に迫っていることを看破する。鬼が仕掛けた“予定調和”を破り、復活を阻止しようとする津那美だが、彼に恨みを持つ鬼は狡猾なる罠を用意していたのだった・・・・・・・
 作者のデビュー作である読み切り短編・『座敷童子』を元に再構成した作品。



● 支配者の黄昏
2019年2月、日本有数の犯罪都市・新宿で、人間が次々に食い殺されるという事件が発生。ただでさえ奇怪なこの事件はさらに奇妙なことに、複数いる犯人のいずれもが額に角を持つ鬼だというのだ。
一方、時を同じくして歌舞伎町に事務所を構える探偵・紫擾津那美の所に、一人の女性が尋ねてくる。彼女・橘静香がいうには、自分の恋人か鬼と化して人々を襲っているのでこれを止めてくれというのだ。“火炎魔人”の異名をとり、鬼退治を宿命とする津那美はその事件の調査を引き受ける。果たして、その結末とは・・・・・・・?
 月刊WINGSで連載された『火閻魔人』の続編にあたる伝奇漫画。主人公以外は前作と共通点が無いうえに、絵柄や作品全体の雰囲気がかなり変わっている。

[1]妖術・餓飢鬼
[2]妖術・餓鬼人形
忌弥童子
火閻魔人シリーズ
[1]桃源津那美を倒すため、忌弥童子が使用した術。大量の餓鬼を集めて組み合わせることで、怪物・“業廉無(ゴーレム)”を創り出す。この業廉無は餓鬼の集合体であるため、津那美の火種を食らってもその部分を切り離し、着火によるダメージを防ぐことができる。 (ケケケさんより)

[2]人間の体内に妖術で操る餓鬼を仕込み、そのものを操る。内部の餓鬼を滅ぼせば、操られた人間は元に戻る。(ケケケさんより)

桃源流火術・火炎包囲 桃源津那美
火閻魔人シリーズ
“火炎魔人”・桃源津那美の技。相手の周囲に存在する死角・百八カ所に火種を仕掛けて動きを封じる。火種はどれかひとつにでも触れると連鎖的に次々と爆発するため、技を食らったものは避けることも出来ずに焼き尽くされることになる。内部の火種を切り離して攻撃を防いでしまう業廉無に使用した。 (ケケケさんより)

風龍剣 昇竜、茜龍
火閻魔人シリーズ
中国人の殺し屋兄妹が使用した術。風を操ってかまいたちを発生させ、標的を切り裂く。また、乱気流を発生させることで、敵を数千メートル上空まで吹き飛ばすことも可能である。兄の昇竜はこの技で攻撃するが、妹の茜龍は兄の防御やサポートにこの技を使用する。(ケケケさんより)


TOPへ