アニメ:CS放送局キッズステーション及びその他地上波局 2005年4月〜2005年7月 全13話 原作 双葉ひな・ささきむつみ/メディアワークス 製作 フタコイプロジェクト アニメーション制作 ユーフォーテーブル コミック:メディアワークス コミック電撃大王 原作 双葉ひな・ささきむつみ ストーリィ原案 フタコイプロジェクト 作画 あらきかなお ゲーム:PS2 フタコイ オルタナティブ 恋と少女とマシンガン 発売元 マーベラスインタラクティヴ ジャンル 燃え萌えアドベンチャー 2年前、東京の二子魂川(ふたごたまがわ)に住む青年、双葉恋太郎(れんたろう)は、私立探偵であった亡き父愛之助の後を継ぐべきか継がざるべきか迷い、無気力な日常を送っていた。 そんな彼の元にある日現れた双子の少女、白鐘沙羅と双樹。 彼女達は、後を継ぐべきか迷っていた恋太郎に町に隠れた自分達を見付け出し、もしそれが出来たなら父親の後を継ぐと言う奇妙な依頼をする。 渋々その依頼を受け、こなそうとする恋太郎だったが、途中で壁にぶつかり家に戻った。 そこで恋太郎はもし依頼を達成出来なかった時のために双樹が依頼料をポストに入れていたコトを知る。 「たかが14、5のガキに気ィ遣われてよォ・・・・情け無ェ、情け無ェ情け無ェ!!俺ァ誰だ?何モンだ!?」 悔しさと共に、亡き父の言葉が恋太郎の頭を過ぎった。 そして恋太郎は再び依頼をこなすべく走り出し、無事沙羅と双樹を見付け出す。 この日から恋太郎と沙羅、双樹の奇妙なディテクティヴライフが幕を開けた。 それから2年、貧乏ながらもささやかな幸せを見付け暮らしていた3人だったが、沙羅と双樹が16歳の誕生日を迎える直前となった時、その日常に変化が起きる。 彼女達は亡き父の遺言で16歳になるとどちらか1人が保護者代わりの青年、三ツ木公彦と許婚にならねばならなかったのだ。 結果として沙羅がの下に行くコトを決意し、3人の日常は呆気無く崩れた。 更にそれに追い討ちを掛ける様に恋太郎の家が何者かに放火され、焼け落ちてしまう。 それから2週間、恋太郎が父の後を継いで2周年が経とうとしていた頃、二子魂川に再開発の波が押し寄せ商店街は閑散として行く。 そんな中二子魂川に現れた公彦の部下、霜島は恋太郎に対し厳しい現実を突き付ける。 時を同じくして、恋太郎の前にかつて二子魂川を焔で焼いた悪魔、イカファイヤーが姿を現す。 その目的は、かつて自分を倒した愛之助の息子、恋太郎の大切なモノを燃やし尽くすためだった。 ソレを喰い止めるべく恋太郎はイカファイヤーを追い、その果てに重傷を負うも何とか追い払うコトに成功した。 恋太郎は入院している病院を訪れた霜島より、公彦の父の遺言が戦後日本経済を影で操り、イカファイヤーを生み出した恐るべき「イカルス計画」を実行した「わだつみ機関」によって仕組まれていたコトを知らされた。 恋太郎と双樹は街の人々に見送られ、沙羅を取り戻しもう1度「3人の時間」を 取り戻すために公彦と沙羅が結婚式を行うある場所へと飛び立った。 そこはドイツに存在する古城、2人の結婚式が執り行われるその裏では、わだつみがそれを利用してイカルス計画を完遂し、その成果をオークションして売り付けようとしていた。 それを知らずに2人の指輪交換が為されようとしていたがその瞬間、恋太郎と双樹が式場に突撃し、沙羅と公彦にわだつみの真実を突きつける。 だが2人は再び捕らわれ、更に式場に居た人々がイカファイヤー化、恋太郎と双樹を包囲した。 倒せども次々に現れ襲い掛かるイカファイヤーに防戦一方の2人だったが、そこに霜島達が現れ助太刀し、恋太郎と双樹は沙羅の元へ向かったがわだつみはそれと同時に城の湖底に眠る巨大烏賊兵器を起動させる。 起動の影響で城が崩れ始める最中、恋太郎は双樹を城から脱出させて沙羅を助けに向かう。 何とか城から落ちそうになった沙羅の手を掴んだ恋太郎、だがようやく「3人の時間」を諦める決心が着いたと言う沙羅は、自分のコトはイイから双樹と一緒に居て欲しいと言う。 その言葉に対し恋太郎は、自分と沙羅、双樹と3人で居たいのだと正直な気持ちを打ち明け、沙羅を助け、双樹と共に巨大烏賊兵器へと立ち向かった。 それから数週間、恋太郎と沙羅、双樹の遭遇した奇妙な事件の全貌は隠蔽されたが3人は無事に二子魂川に帰るコトが出来た。 そこに在ったのは、町の知り合いの結婚を祝ったり桜並木の下をただ歩いたりと言う何でも無いけれど何よりも大切な「3人の時間」だった――――― かの有名な「12人の妹と一緒」と言う実にエキセントリックな恋愛アドヴェンチャーゲーム、「シスタープリンセス」を制作したメディアワークスより「双子との恋愛」と言う一風、もとい非常に変わった趣旨の元に制作、発売された恋愛アドヴェンチャーゲーム「双恋(ふたこい)のTVアニメ化第2弾。 この作品を見た者は原作ファンで有ろうが無かろうが、いろいろな意味で裏切られるコトだろう。 先ず、テレビ東京系列にて2004年に放送された第1作目とは登場する6組の双子の少女も含めて全て刷新されており、全く別の作品と言っても過言では無いモノになっている。 ただ、恋太郎と共に生活をするメインヒロイン的存在である沙羅と双樹以外の双子キャラに関しては余りエピソードに関わって来ないコトも有り(例えば、第1話冒頭での大立ち回り以降毎回ほんの少ししか姿を現さない雛菊姉妹や第5話の千草姉妹がそれであろうか)、原作ファンにとっては残念だと思われる一面も在った。 だが、扱いの問題は別として6組の双子(実質、前述したシスタープリンセス同様に12人の少女が登場している)を登場させながらも、ヤクザや危ない警官に烏賊怪人とおよそこのテの作品には似つかわしくないと思われる人物や時に派手アクション、コメディと荒唐無稽ながらエンタテインメント性に富んだストーリィは原作ファン以上に双恋を知らないか、それに興味が無い視聴者を引き込む力を有している。 物語のメインテーマとされた恋太郎と沙羅、双樹の「3人で居るコト」の幸せは 最終回で見事に結実されており、荒唐無稽な話をココまで上手く纏め上げた構成は評価に値する。 |
・ホタルイカファイヤー | イカファイヤー |
極秘機関「わだつみ」がイカロス計画によりイカと人間のDNAを結合させ誕生させた新人類イカファイヤーの必殺技。
口と思われる部分から無数の火球と飛ばして攻撃する。
疲れを知らないのか、かなりの数を連発して放つことができるようである。
第2話の5年前の回想シーンで突如現れ、二子魂川市に火を海に変え、第10話、11話では、
地獄から復活したと豪語した本人が同等の技を使用している(ネーミングは登場していないが・・・)。
過去、現在に渡り2度も二子魂川市を火の海にかえた技である。 12話では大量に量産されたイカファイヤーらが使用している。(10話11話同様、技名は登場していない) |
・探偵キック | 双葉愛之助、双葉恋太郎 |
双葉家一撃必殺の技と仰々しい名前が付いているが、有体に言えば何の変哲も無い飛び蹴りである。 しかし、初登場の第2話(劇中時間で言えば5年前)で恋太郎の父愛之助は謎の怪物イカファイヤーに対してこの技を繰り出し銭湯の煙突からそれを叩き落して痛手を負わせ、第13話では恋太郎も使用し、わだつみ機関の巨大烏賊兵器を破壊している。 探偵キックが「一撃必殺」と呼ばれるのはこの様な武勇伝と、ミサイル群をも掻い潜ってコレを叩き込んでいる双葉父子の潜在能力に所以するのかも知れない。 何故か親子共に恋太郎の操縦するハンググライダーや双樹の操縦する複葉機と飛行する乗り物から飛び降りて使用しているが、それはどちらも人外の相手とやり合った(笑)からであろう。 (墨汁さんより) |
・ゴスロリキック | ゴスロリ仮面 |
第4話にて登場したゴシックロリータのドレスに身を包んだ(笑)謎の少女2人組、ゴスロリ仮面こと二子魂川((ふたごたまがわ))のヤクザの組長桜月の娘の双子、キラとユラの繰り出した技。 二子魂川万博の用地確保のために関西から桜月組長が呼び寄せた地上げ屋の ジョーに「ゴスロリキック!」の掛け声と共に息の合った蹴りを繰り出した。(墨汁さんより) |