封神演義(原作小説) [必殺技辞典]

TOPへ
はるか昔、中国大陸で栄えた殷王朝は、悪逆非道の昏君(バカ殿)・紂王により大いに乱されていた。文武両道の名君であったはずの王は、新たに迎えた皇后・蘇姐妃にたぶらかされ、人を人とも思わぬ外道に成り果てていたのである。実はこの姐妃の正体は人間ではなく、紂王の侮辱に激怒した女神・女禍娘々が送り込んだ“千年の女狐”、すなわち妖怪だったのである。この妖怪と紂王の圧政に人々は苦しみ、怨嗟の声は国中に満ち溢れ、「殷を倒して新たに王朝を建てる」ことを目的とする“易姓革命”の機運が盛んになった。
同じ頃、仙人の住まう世界である“仙界”では、この易姓革命を利用する一つの計画が進行していた。人間界における仙人のなりそこないや、仙界のおちこぼれなどをまとめて粛清し、その魂魄を“神”として新たに創設した“神界”に封じようというのである。その実行役として白羽の矢が立てられたのは、仙界の重鎮たる元始天尊の直弟子であり、稀代の兵法家でもある“太公望”こと姜子牙であった。
こうして始まった前代未聞の大戦争。秘密兵器“宝貝(パオペエ)”を駆使する仙人や道士、数多くの武将たちが縦横無尽に暴れまわり、数知れぬ魂魄が封じられていく。その結末はさていかなるものか・・・・・・!?

中国の明代に成立した神怪小説。中国四大怪奇小説のひとつとされ、『三国志演義』や『西遊記』『水滸伝』と並ぶ人気作品であった。日本ではさほど馴染みが無かったが、安能務による編訳版や、『週刊少年ジャンプ』に連載された漫画版でブームを起こすほどの人気を得た。
作者は諸説あって定まっていないが許仲琳、陸西星などが候補とされている。また、日本で特に有名な安能務の編訳版は、同訳者の独自設定などが多く賛否両論である。

圧星術 キョウ子牙
封神演義(原作小説)
罪に問われた武吉を助けるために使用した術。まず、溝を掘ってその中で横たわり、その上に米粒と藁を捲く。次に、頭と足の方向にそれぞれひとつずつ小さな灯火を置く。この手順により、占いの結果を狂わせることができる。武吉の場合、これに加えて藁人形を身代わりにすることで、百発百中の姫昌の占いから逃れることに成功した。(ケケケさんより)

五雷響亮 キョウ子牙
封神演義(原作小説)
キョウ子牙が何回か使った術。手をかざして雷を起こし、音と衝撃を響かせる。いまいち描写が少ないのでわかりにくいが、昏睡した兵士たちを起こすのに使ったので、気つけの効果があるようだ。(ケケケさんより)

倒海 キョウ子牙
封神演義(原作小説)
道教の術のひとつ。斎戒沐浴して身を清め、崑崙を拝んで髪を披き、剣を持って北斗を踏むという儀式を行うことで、北海の水を取り寄せてしまう。これにより、一つの城を覆うほどの水のドームを作ることが出来る。羽翼仙の襲来から、西岐城を、守るために使った。
一見高度に見える術だが、じつは道術としては初歩的なものであるらしい。(ケケケさんより)

五色神光 孔宣
封神演義(原作小説)
最後の西岐討伐軍総兵・孔宣の術。彼の背中には後光が差しており、その光牙伸びて、人間や宝貝を捕らえる。黄色の光が人間を、紅色の光が宝貝を捕らえる力を持ち、西岐の武将や道士をほとんど根こそぎ捕らえてしまった。燃橙道人すら歯が立たず、西方の道者によって防がれた。(ケケケさんより)

横逆さ突き 黄天祥
封神演義(原作小説)
天祥が武吉から習った技。槍を前面に繰り出すと見せかけながら手を穂先にずらし、逆さにした石突きで横の相手を攻撃する。この技で、黄花山四天王のひとり・張節を討ち取っている。
もともとは、武吉が使う棒術の秘法である。 (ケケケさんより)

替身法 胡雷
封神演義(原作小説)
住夢関総兵・胡昇の弟である胡雷の術。いわゆる身代わりの術であり、殺されそうになったときに、いつのまにか別人と入れ替わっている。この術で一度は東政軍を欺いたが、術を見破った竜吉公主によって封じられてしまった。(ケケケさんより)

気賛 清虚道徳真君
封神演義(原作小説)
崑崙十二大仙のひとり・道徳真君の術。両手を合わせて筒を作り、それに口をつけて息を吹き込む。それにより、息が強烈な威力を伴って噴出され、相手を攻撃する。王天君の胸に風穴を開ける威力がある。
なお、「賛」の字は正確には「金賛」と書く。 (ケケケさんより)

点断 曹宝
封神演義(原作小説)
”五夷山の散人”こと曹宝の術。指先で相手の気穴、血穴、津穴をそれぞれ封じ、その部分の動きを制限する。普通は直接触ってからやるのだろうが、曹宝は遠距離から気を送り込むことができる。
この技は後世に伝わり、武芸の奥義として広まったといわれている。 (ケケケさんより)

吸魂光 鄭倫
封神演義(原作小説)
翼州公蘇護の宿将・鄭倫の術。鼻から白い光を二条放ち、当たった相手の魂魄を抜き取って落馬させる。魂魄はすぐに元に戻るが、相手が気を取り直す前に、率いてる烏鴉兵たちに捕獲させるのがパターンである。脇役の術にしては出番が多く、数多くの将を捕らえている。 (ケケケさんより)

虚雷 大上老君
封神演義(原作小説)
誅仙陣の戦いで大上老君が使った術。「既発の虚(緊張を開放した空白状態)」を作り出すことで、通天教主の「掌心雷」を封じ込め「無奈の静(動きを封殺された刹那)」を作り出す。誅仙陣の仕掛けを破るために使用した。 (ケケケさんより)

借体成形 姐妃
封神演義(原作小説)
正確には姐妃に成り代わった狐の妖ゲツの術。相手の魂魄を奪って亡き者にし、代わりに自分が姿を変えてその人物に成りすます。電光石火の早業であり、一瞬の隙を突いて行うことができる。恩州駅で使い、見事乗っ取りに成功した。 (ケケケさんより)

燕追い 紂王
封神演義(原作小説)
聞仲直伝の棒術の技のひとつ。詳しい描写はないのだが、棒を横に払って敵を落馬させる技だと思われる。諸侯に囲まれたときにこの技を使い、50人以上の敵将を馬上から叩き落した。 (ケケケさんより)

焔消し 紂王
封神演義(原作小説)
聞仲直伝の棒術の技のひとつ。棒を突いた衝撃で、松明の明かりを触れることなく消滅させる。これにより遠距離攻撃が可能になるため、相手は間合いを見切ることが出来なくなる。棒術の免許皆伝といえる技であり、実戦では敵将をバッタバッタと突き倒した。
なお、この技は普通なら習得に10年以上かかるといわれているが、紂王はわずか3年で、しかも12歳の時に習得している。 (ケケケさんより)

叫名落馬 張桂芳
封神演義(原作小説)
西岐攻略軍第一陣の総大将・張桂芳の術。彼に名前を呼ばれた者は、たちどころに落馬してしまう。馬のみならず霊獣にも効果があり、黄飛虎も神牛から落ちた。戦う前に名乗りをあげるこの時代では、かなりの威力を発揮する。なお、ナタクのような魂魄がない相手には効果がない。(ケケケさんより)

黄因 陳奇
封神演義(原作小説)
青竜関の武将・陳奇の術。鼻から黄色い煙を出して、浴びた者を昏倒させる。翼州の武将・鄭倫が使う「吸魂光」と効果がまったく同じである。さらに、昏倒した相手を特殊部隊が捕らえるという戦法も同じである。ついでにいうならこの二人は、装備から見た目までもそっくりである。(ケケケさんより)

掌心雷 通天教主
封神演義(原作小説)
誅仙陣の戦いで通天教主が使った術。掌の中心から雷を発し、音と振動を響かせる。侵入者の影と気配によって「未発の沖(爆発寸前の緊張状態)」となった誅仙陣で使うことで、宝剣の仕掛けを発動する仕組みになっている。大上老君が発した「虚雷」によって消滅してしまった。 (ケケケさんより)

営鎮抱一 通天教主
封神演義(原作小説)
万仙陣の戦いの終盤で通天教主が繰り出した最終奥義。左手を右足に絡ませた状態で、両手をまっすぐ上げて手首を組み、そのまま左足を軸に独楽のように回転する。見た目は間抜けだがこの術は、修行を終えた仙人が無と化してこの世から永遠に消滅するために使う、道術の最終奥義である。自らの負けを悟った通天教主が、元始天尊や大上老君の宝貝もろとも消滅しようとして使った。
この術の使い手は仙界広しと言えども三人しかおらず、通天教主はそのひとりである。 (ケケケさんより)

五光石 トウ蝉玉
封神演義(原作小説)
西岐に帰順したトウ蝉玉が新たに会得した術。ク留孫から教わった「五光法」と「弾石」の技を合わせた物で、石が五色の光を発して飛んで行く。相手は光に目が眩んでしまうので命中率が高い。宝貝が効かないような強敵にも当たったりするので、かなり出番が多い技である。(ケケケさんより)

弾石 トウ蝉玉
封神演義(原作小説)
トウ九公の娘であるトウ蝉玉の”術”。卵ほどの大きさの石を相手に投げつける物で、百発百中である。百発百中の秘密は五本の指をはじく投げ方と、目が眩むほどのトウ蝉玉の美貌にある。崑崙の道士達は根こそぎやられて、たんこぶを作ってしまった。
なお、キョウ子牙は勘違いしたのだが、この”術”は正確にいうと道術でも仙術でもない”技”である。 (ケケケさんより)

隠現の法 ナタク
封神演義(原作小説)
太乙真人の改造によって三頭八臂の大男になったナタクが、教わった術。描写が少ないので詳しいことは不明だが、三頭八臂の姿から元に戻るのに使われているので、本来の姿を隠す効果があるようだ。(ケケケさんより)

点鉤 ナタク
封神演義(原作小説)
乾元山槍法の秘技のひとつ。相手の手首の脈穴を刺し、その隙に相手の刀を巻き取って跳ね飛ばす。”梅山の七怪”のひとり・楊顕の三尖刀を跳ね飛ばすために使った。 (ケケケさんより)

転化 白鶴童子
封神演義(原作小説)
玉虚宮の取り次ぎ役である白鶴童子の術。呪文を唱えることなく一瞬のうちに姿を変える。変化よりはるかに高度な術で、仙界広しといえども彼のほかには使いこなせないという。白鶴童子は、もっぱら鶴の姿から童子の姿に変わるのに使っている。 (ケケケさんより)

怪手 馬元
封神演義(原作小説)
一気仙・馬元の得意技。首の付け根から、パワーショベルのような手を伸ばす。この手は人間を軽々と引き裂く怪力を持っており、うかつに近づくことは出来ない。のみならず宝貝を無効化する効果もあるらしく、打神鞭や乾坤圏を難なく捕まえてしまう。西岐陣営をかなり悩ませたが、一計を案じた楊ゼンと文殊広法天尊によって無効化された。(ケケケさんより)

馬脚払い 武吉
封神演義(原作小説)
キョウ子牙の一番弟子である武吉の得意技。愛用の大根棒を振るって、相手の馬の足を払う。それにより、馬に乗った敵将を落として止めを刺したり、逆に強敵相手から逃げるのにも使われる。馬上での戦いにこだわらない武吉ならではの技である。 (ケケケさんより)

金遁 聞仲
封神演義(原作小説)
黄花山四天王を捕らえるために使った術のひとつ。金鞭で虚空に円を描き、金の囲いを作って相手を閉じ込める。が、正確には閉じ込められたと相手に錯覚させる術であるようだ。道術としては基本的な術であると思われるので他にも使い手はいると思われるが、作中で使ったのは聞仲だけである。(ケケケさんより)

避火訣 聞仲
封神演義(原作小説)
読んで字のごとく「火を避ける口訣(呪文)」である。「通天神火柱」に閉じ込められたときに使用し、その炎に余裕で耐えていた。聞仲以外にも使い手は多いのだろうが、作中での使用描写はない。 (ケケケさんより)

化石脱身 楊ゼン
封神演義(原作小説)
楊ゼンが使用した仙術のひとつ。一瞬のうちに移動すると同時に、石を自分の身代わりとする。いわゆる「変わり身の術」の類であり、土行孫の梱仙縄から逃げるのに使った。 (ケケケさんより)

行功(シンコン) 楊ゼン
封神演義(原作小説)
道教の術のひとつ。体内の気を丹田に集中することで気力を硬直させ、全身を鋼鉄の如くする。これにより、たいていの攻撃は跳ね返せるようになる。聞仲が投げた金鞭を跳ね返す効果があった。(ケケケさんより)

五方雲の法 余徳
封神演義(原作小説)
トウ関の武将・余兄弟の末弟である余徳の術。余兄弟の4人が4枚の風呂敷を四方に並べて座り、術者の余徳が中央で北斗を踏むことで雲を呼ぶ。この雲は余兄弟が乗った風呂敷を乗せて静かに漂っていく。東征軍に天然痘のタネを巻くのに使い、ほとんどの将兵に感染させた。 (ケケケさんより)

発手群石 竜髯虎
封神演義(原作小説)
キョウ子牙の弟子になった竜髯虎の技。かざした手から、大量の石をイナゴのように飛ばす。かなりの広範囲を攻撃できるので、陣地攻撃など集団戦で威力を発揮する。(ケケケさんより)

火眼金晴 キョウ子牙、火眼金晴獣など
封神演義(原作小説)
キョウ子牙が何回か使った術。全身の気を両目に集中することで、あやかしを見破る視力を得る。使用中は眼が真っ赤になり、瞳が金色に輝く。この眼は妖怪の妖術を封ずる力があり、その変化を解くことも可能である。王貴人や姐妃の正体を暴くときに使った。
また、『西遊記』の孫悟空の目は常時この術を発動しており、妖怪を見破ることができる。 (ケケケさんより)

旗門遁 洪錦、竜吉公主など
封神演義(原作小説)
二体一対の宝貝、内旗門と外旗門を使っての術。黒い内旗門をくぐった者は、そこから離れない限り姿が見えなくなる。また、白い外旗門を内旗門と合わせて使うと、どこにいようと姿を消しつづけることが出来る。西岐遠征軍総兵・洪錦が使ったが、術のからくりを知っていた竜吉公主に破られてしまった。
余談だが、内旗門と外旗門はもともと天界の宝貝であり、竜吉公主が天界追放されるきっかけを作ったことがある。(ケケケさんより)

香火遁 韓毒竜、セツ悪虎
封神演義(原作小説)
崑崙十二大仙のひとり・道行天尊が開発した秘法。まず、倉庫の壁に符を貼り付け、入り口に線香を点す。次に、そこから立ち上ってきた煙に乗って姿を消し、いずこかへテレポートするという術である。この術でシ水関から兵糧を拝借した。なんらかの宝貝を使っているかもしれないが、作中では特に説明されていない。
なお、この術を開発したのは前述の通り道行天尊だが、作中で実際に使ったのはその弟子たちである。(ケケケさんより)

指地成鉄 ク留孫、楊ゼン
封神演義(原作小説)
崑崙十二大仙のひとり・ク留孫大法師の術。指を指した部分の土を、一瞬にして鉄に変えてしまう。土を抜け地中を進む「地行術」の天敵といえる術であり、土行孫を捕らえるのに使用した。
後に、メンチ城の総兵・張ケイの地行術を破るために楊ゼンが習得しているが、そのときは「指成地鋼法」と呼ばれていた。 (ケケケさんより)

八方眼 聞仲、黄天祥など
封神演義(原作小説)
前線に出る武将が使う技というか特技。通常より広い視野で、広範囲を見ることができる。相手の奇襲を防ぐことが出来るほか、逆に自分が奇襲をかけるときにも有効である。作中では、一騎討ちを見ながら奇襲するようなときに、使われることが多かった。(ケケケさんより)

地行術 土行孫、張ケイ
封神演義(原作小説)
崑崙十二大仙のひとり・ク留孫大法師の弟子である土行孫の術。土を通り抜け、地中を自在に進むことができる。体の一部分でも触れていれば使用できるので、とっさの脱出や偵察任務など多くの場面で活躍した。一日に千里進むのが限界であることと、岩には潜れないことが弱点である。
メンチ城の総兵である張ケイは、土行孫の上をいく使い手であり、一日に千五百里を行き岩をも通り抜けられる。 (ケケケさんより)

火遁 道士、仙人
封神演義(原作小説)
五遁の術のひとつで、火を操る。作中では火にまかれたとき、その火を利用して使うことが多かった。馬善、羅宣など、火にかかわる術や宝貝を持つ者がよく使うようだ。(ケケケさんより)

光遁 道士、仙人
封神演義(原作小説)
遁術の中でも上位であるらしい術。光に包まれて高速で移動する。他の遁術とはスピードが違い霊獣や宝貝より速い。さらには次元の壁を越えることもでき、天界へ赴くことができる手段のひとつである。作中ではナタクや陽ゼンなど上位の道士、仙人が使っていた。 (ケケケさんより)

三味火 道士、仙人
封神演義(原作小説)
三味真火ともいう。体内の気を練り上げることで炎を発生させ、それを 眼、鼻、口から放射する。通常の火ではなく、普通では焼けない物を焼くことができる。キョウ子牙ほか、仙人、道士が何回か使っている。
なお、『西遊記』では紅亥児が使い、悟空らを苦しめている。(ケケケさんより)

土遁 道士、仙人
封神演義(原作小説)
その名の如く土を操る術で五遁のひとつ。作中では、一掴みの土を空中に投げ、その上に乗って移動するという使い方が多い。空を飛んでいるわけではなく、ホバークラフトのような物らしい。スピードはたいしたことがなく霊獣や宝貝より遅いが、馬よりは速く手軽に使える。戦場からの逃走やお使いの移動などで使われ、五遁の術で出番が一番多い。(ケケケさんより)

遁甲隠身 道士、仙人
封神演義(原作小説)
読んで字の如く姿を隠す術であり、この術を使っている間は全く姿が見えなくなる。道術の中では基礎的なものらしく、いちいち説明こそされないが出番が非常に多い。
ちなみに、最初に解説つきで使ったのは申公豹である。 (ケケケさんより)

変化 道士、仙人
封神演義(原作小説)
作中最も出番が多い術のひとつ。呪文を唱えることで、さまざまな姿に変身する。使い手はかなり多いが、特に楊ゼンが得意としており、さんざまな姿に化けて縦横無尽の大活躍をした。(ケケケさんより)

水遁 キョウ子牙、聞仲
封神演義(原作小説)
文字通り水を操る術。キョウ子牙は朝歌からの脱出の祭、堀から逃げるのに使い、聞仲は黄花山四天王を取り押さえるのに使った。基本の五遁の術のひとつなので、他にも使い手は多いと思われる。(ケケケさんより)

順風耳 黒点虎、高覚、順風耳
封神演義(原作小説)
黒点虎が棋盤山で習った術の1つ。いながらにして遠距離の声を聞き分ける技である。千里眼と同じく異次元や高速移動中には使えない。この術のおかげで、申公豹はかなりの情報通である。
もともとは”千里眼”と共に諜報員であった”順風耳”の技であり、その弟子である高覚(柳鬼)も使用できる。(ケケケさんより)

千里眼 黒点虎、高明、千里眼
封神演義(原作小説)
黒点虎が棋盤山で預けられたときに習った術。いながらにして千里先を自由に見ることができる。高速移動中や異次元は見られない。これと順風耳を合わせて使い、申公豹を情報通にしている。
もともとは天界の諜報員である”千里眼”から習った術であり、同じく”千里眼”から習った高明(桃精)も使用できる。 (ケケケさんより)


TOPへ