火の鳥 [必殺技辞典]

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手塚治虫が漫画家なりたての頃から晩年まで書き続けていた大長編漫画。永遠の生命を持つ超存在・“火の鳥”の目を通し、様々な時代の様々な人間や生命体の生き様・死に様を描いている。作者のライフワークと呼ばれ、漫画界でも例が無いほどの大きなスケールで物語が展開されている。
1954年に『漫画少年』で連載されたのを最初に、様々な雑誌を転々として加筆修正なども行われながら「〜編」とつけられたそれぞれの章が連載され続けた。


○ 未来編
西暦3404年。地球と人類は繁栄の絶頂期を過ぎ、衰退の一途をたどっていた。地球生物のほとんどは死に絶え、人々は希望を無くして地下ドームに引きこもり、電子頭脳の指示を受けながら無気力に暮らしていた。
そんな地下ドームのひとつである“メガロポリス・ヤマト”に住む青年・山之辺真人はある日、中央司令部から呼び出しを受ける。政府から処分指令をだされた不定形生物・ムーピーを、彼がかくまっていることが知れたためだ。人間の女性の姿をとり「タマミ」と名乗っていたムーピーを殺せない真人は命令に背き、彼女と共にヤマトを脱出しての亡命を図ろうとする。追跡を振り切るため、地下ドームから出て不毛の地と化した地上を彷徨う二人は、世捨て人の猿田博士に助けられる。そこで彼らを待っていたものとは・・・・・・・・?
 1968年『COM』で連載。他の雑誌での連載だった『黎明編』『ギリシャ・ローマ編』に次いで、『COM』での初連載になる。タイトル通り超未来の話だが、『黎明編』とのリンクも存在している。

炎隆寺飛び護摩の秘技 月檀
火の鳥
炎隆寺七人衆のひとり、月檀の技。武器を持ちながら宙を飛び、猛然と敵に襲い掛かる。幻術を使って弱らせた犬上に対し、止めを刺すつもりで使った。この時、他の炎隆寺七人衆たちも一斉に襲いかかったが、月檀を含めて全員、犬上に確固撃破されてしまった。 (ケケケさんより)


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