精霊使い(エレメンタラー)  [必殺技辞典]

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太古の昔、地球は世界を形作る物質と元素を司る“精霊(エレメンタル)”によって調和が保たれていた。だが、時と共に調和が乱れ、それを直そうとする精霊たちの活動が活発化した。物質世界では直接力を行使できない彼らは、彼らの声を聞き心を通わせる能力を持った人々を選び出し力を与えた。その人々は“精霊使い(エレメンタラー)”と呼ばれ、精霊の理想とする世界を作ることを目的とする“精剣戦争”に身を投じる宿命を持っていた。それは四大元素の陣営に分かれ、他の人間に知られること無く、悠久の時を超えて繰り返されてきたのである・・・・・・・

そして現代の日本。甘えん坊で泣き虫な男子高校生・覚羅は、長年想いを寄せてきた幼馴染の女子学生・麻美に告白するという目標を達成する。だが、その直後に彼女は、水の精霊使い・支葵に誘拐されてしまった。麻美は、精霊使いを強化する触媒となる“増殖者(ディーパ)”の素質を持っていたため狙われたのだ。さらに支葵は、精霊使いの素質を持っていた覚羅を危険視しその抹殺を図る。自体が飲み込めず混乱する覚羅を救ったのは、“地”に属する精霊使いだった。
 彼らによれば、覚羅は万物の構成要素を司る“エーテルの精霊使い”であり、精剣戦争の覇者として理想郷を築く力を持っているのだという。そして、精剣戦争の掟を破り地上の覇権を狙う支葵と、彼に率いられた“水が属”を止められる唯一の存在だということも。突然の事態に戸惑う覚羅だが、攫われた麻美を助けるため精霊使いとして戦うことを決意した。
 覚羅の力を恐れ、次々と刺客を送る水が属。彼らとの激しい戦いを繰り広げる覚羅は、やがて精霊に定められた己の宿命を知ることになるのであった・・・・・・

作者・・・・・・・・・・・岡崎武士
連載・・・・・・・・・・・コミックGENKi
単行本・・・・・・・・・・全4巻
『月刊ニュータイプ』の付録雑誌で連載されていたファンタジー風アクション漫画。作者急病のため連載が中途終了したが、角川文庫発売の小説で正式に完結した。

レニエ 覚羅
精霊使い(エレメンタラー)
4巻2話初登場で、地の法珠。 両手を前方にかざし、地に干渉することによって、 その形を変化させる。 作中では崖から転落する雫を救うために、崖の横から 手の形を作り、落下から助けた。

大宇宙流嫌蓮騒乱剣(コズミック・ヤーレンソーラン) 希柳
精霊使い(エレメンタラー)
酸の精霊使いである希柳が使う怪しげな剣技。暴れ狂う牛の絵を背景に、ふりあげた精剣を振り下ろして攻撃する。(ケケケさんより)

大宇宙流兔美味屍彼山剣(コズミック・ふるさとかざんけん) 希柳
精霊使い(エレメンタラー)
希柳が使う怪しげな剣技その2。田舎の山と兔の絵を背景に、精剣を下から斬りあげる。技を受けた鯉邑いわく「ただのいんちきくさい力技」。 (ケケケさんより)

トレルチ 希柳
精霊使い(エレメンタラー)
酸の精霊使いである希柳が操る法珠。肩パーツから酸を飛ばし、相手にダメージを与える。発動が速く、剣での戦闘中にいきなり繰り出して奇襲ができる。(ケケケさんより)

鉄鋼乱斬(グラファイト) 鯉邑
精霊使い(エレメンタラー)
鋼の精霊使いだけが使用できる必殺の剣技。精剣で相手を斬ったその傷口から、鋼鉄を増殖させて全身を包ませる。やがて増殖した鉄は相手の体内に侵入し、体を突き破って死に至らしめる。 (ケケケさんより)

流壁方陣 剛清
精霊使い(エレメンタラー)
4巻1話初登場で聖水の精霊使いが使用した法珠。 対象の周囲に見えない薄い水の刃を大量に展開させる。 瑣衣の猪突猛進の前には、きりぬけられてしまう。

プレハノフ 黒龍
精霊使い(エレメンタラー)
“集中”の効果を持つ法珠。基礎的な法珠のひとつなので、覚羅も使用できると思われる。
作中で実際に使用したのは、雷の精霊使いである黒龍。彼の場合は天空より雷を招来し、目標にぶつけて攻撃する技である。(ケケケさんより)

ロードベルナー 黒龍
精霊使い(エレメンタラー)
雷の精霊使いが使う法珠。両腕に蓄えた電撃で巨大な球を2個作り、目標めがけて投げつける。ギガボルトの電力を持つ球体は、着弾すればすさまじい放電現象を起こし大ダメージを敵に与える。黒龍最強の法珠と思われる。(ケケケさんより)

舞麗洙刀炎(ブレスト=ファイアー) 瑣衣
精霊使い(エレメンタラー)
5巻2話初登場火の精霊使いが使う法珠。 マジンガーZのブレストファイヤーの如く胸から炎の帯を 無数に発射して、対象を球状に包みこむ。 瑣衣が使う対人の法珠では最上級にランクし地上に存在する火の精霊20万を発露させる。
「天駆ける炎の噴神よ 深大なる蒼壁の連なる軌跡を指し示せ」

ベディエ 瑣衣
精霊使い(エレメンタラー)
2巻3話初登場で、火の精霊使いが使う法珠。 目の前に発生させた炎を飛ばして攻撃したりする。

タキトゥス 瑣衣
精霊使い(エレメンタラー)
“拡散”と“増殖”の効果を併せ持つ法珠。火の精霊使いである瑣衣の場合は、建造物ひとつを消し飛ばすほどの大爆発を起こすことができる。作中で彼が使った法珠では、もっとも大規模なものである。(ケケケさんより)

デニスン 瑣衣
精霊使い(エレメンタラー)
火の精霊使いである瑣衣が使用した法珠。地面を爆発させて、炎を噴きあがらせる。(ケケケさんより)

ラス・カサス 誘罹
精霊使い(エレメンタラー)
岩の精霊使いである誘罹が使う法珠。地面から盛り上がった岩石が巨大な壁を作りだす。東京を水没させんとした支葵の水を一時防ぎとめた。(ケケケさんより)

オースティン 支葵
精霊使い(エレメンタラー)
水の精霊使いが使う法珠のひとつ。使い手の周囲に集まった水が、怒涛の勢いで敵に襲い掛かる。(ケケケさんより)

ブラーシュ 支葵
精霊使い(エレメンタラー)
水の精霊使いである支葵が使う法珠。輪状になった水を操り、目標を切断する。(ケケケさんより)

ショバイツェル
精霊使い(エレメンタラー)
4巻2話初登場で、氷の精霊使いが使う法珠。 氷塊が混じった流水を飛ばす。

バイ=アス
精霊使い(エレメンタラー)
氷の精霊使いである雫が使う法珠。吹雪を発生させて、精剣戦争と関わりを持たない人々を冬眠させる。冬眠した人々は精剣戦争が終わるまで眠り続け、その間のことをまったく覚えていない。(ケケケさんより)

バイ・シェル
精霊使い(エレメンタラー)
3巻5話初登場で、氷の精霊使いが使う法珠。 手をかざし目の前の対象を一瞬にして凍らせてしまう。

ミシュレン
精霊使い(エレメンタラー)
氷の精霊使いが使う法珠。冷機の波動を放つことで、標的を氷の塊の中に閉じ込める。閉じ込められたものは、死にもせずその中で眠り続ける。 (ケケケさんより)

水門秘剣 霧氷北神刀断(みずもんひけん むひょうほくしんとうだん)
精霊使い(エレメンタラー)
2巻5話初登場。 氷の精霊使いが使う水門秘剣で、雫の最高の剣技。 氷の精霊によって冷やされた精剣を振るい対象を切り裂く。 どの精剣より鋭く硬く並の精霊使いのホーンならば楽に切断可能だが、エーテルの精霊使いの エレメンタルホーンには通用しなかった。

シュテファン 飛沫
精霊使い(エレメンタラー)
4巻2話初登場で、水滴の精霊使いが使う法珠。 水を巻いた拳を地面にうちつけて、 地の隙間から針のような水を大量に撃ちだして攻撃する。 そのすべてが緻密にコントロールされるている。

ソシュール 飛沫
精霊使い -些の塵滓-
水滴の精霊使いが使う法珠。 周囲の水分を無数の水滴の矢として飛ばして攻撃をする。
「水の精霊に申し上げる この大地に滲み上がる穢れの鼓動を持つ塵芥を清めたまえ 我が右手は涸れ果て簒奪された地平より出で 我が左手は叢雲の彼方に天命を収集す」

ファントネール 飛沫
精霊使い(エレメンタラー)
4巻2話初登場で、水滴の精霊使いが使う法珠。 数万もの水の針によって巨大な鳳凰を形成し飛ばす最高の攻撃。 覚羅の前には通用せず。

ヘディン 紡城
精霊使い(エレメンタラー)
土の精霊使いである紡城が使う法珠。地面に精剣を突き刺した状態で発動し、地面の土を盛り上げてあたり一面を覆う。その威力たるや、建物全体を土で突き破って地形を変えるほど大規模なものである。(ケケケさんより)

チンク D・蓮華
精霊使い -些の塵滓-
熱の精霊使いである自身が使用する法珠。 水分の分子を振動させることで、一瞬で沸騰させることが出来る。

イプセン
精霊使い(エレメンタラー)
2巻3話初登場で、砂の精霊使いが使う法珠。 指定するルーン内の精霊に干渉することによって、 範囲内の地面の砂を操る。

砂壁要塞(サウンドドーム)
精霊使い -些の塵滓-
第14話初登場。砂の精霊使いの法珠。 砂を膜状に展開させて防壁を展開させている。

[1]砂門奥技 砂贄(すなもんおうぎ すなにえ)
[2]砂門奥技 三角自動車斬り(すなもんおうぎ さんかくマスターマスタツ)
[3]砂贄阿由多手(すなにえあゆたしゅ)
精霊使い(エレメンタラー)
[1]2巻5話初登場。 自身にそっくりな砂人形によって相手の目をあざむく。 体の中には臓器などもあり、かなり精巧になっている。 ただ作るのに1ヶ月もかかったという。

[2]2巻5話初登場。 三角飛びを駆使して相手に特攻すると同時に 周囲に砂の壁をはりめぐらせることによって、 相手に自身の太刀筋&位置をかく乱させる。

[3]2巻5話初登場。 砂によって大量の義手を即席(?)で生み出して、 斬撃による手の位置を相手に悟られないようにする。

ユニラッド
精霊使い(エレメンタラー)
2巻3話初登場で、砂の精霊使いが使う法珠。 石などを一瞬にして細かい砂状に変化させる。 それを飛ばして襲いかからせたりも可能。

ローダン 擁など
精霊使い -些の塵滓-
第15話初登場。地ヵ属固有奥儀。 前方に巨大な地割れを発生させている。
「左腎の内裏よりその報せは疾り最奥の門番に進言す 右陣の深奥に打ち響く鉱脈は白き邂逅を経て顕現しませり」

木門奥技・光陰崋嵐山 露羽
精霊使い(エレメンタラー)
木の精霊使い・露羽が使う剣技。風と共に発生した花弁を飛ばして敵をかく乱する。契約している精霊の数が少ないと、花の数が少なくなって効果が薄れてしまう。 (ケケケさんより)

クライフ 鯉邑、比冴
精霊使い(エレメンタラー)
鋼の精霊使いのみが使用できる対精剣防御法珠。体を鋼鋼に変え、攻撃を受け止める壁となる。鋼の精霊使いは“エーテルの精剣”を腹中に収め守る役割を負っているため、この技で防御力を高める必要があるのである。
白金の精霊使い・比冴は、父である鯉邑からこの技を教わったため使用できる。(ケケケさんより)

精亡環(クレイン) 精霊使い
精霊使い(エレメンタラー)
放たれた法珠を解除する。精霊使いが使用する法珠は、本人はもちろん技を食らった相手側も解除して無効化することができる。特に技を使用した本人は100%確実に解除できるが、万物の構成要素を支配する“エーテルの精霊使い”に支配された精霊はその限りではない。(ケケケさんより)

イ・ス・モース 露羽
精霊使い(エレメンタラー)
木の精霊使いである露羽が使う法珠。周囲の地面から木々を生やして増殖させ、敵を攻撃する。(ケケケさんより)

デュフォー 擁、瑣衣
精霊使い(エレメンタラー)
“移動”の効果を持つ法珠。法珠としては基礎的なもので、精霊使いになって間もない覚羅でも使用できると思われる。作中で実際に使用したのは擁と瑣衣。
砂の精霊使いである擁の場合は、数条に分かれた砂の塊を敵に飛ばす。この砂に触れたものは直ちに風化し、砂と一体化して崩れ去る。
火の精霊使いである瑣衣の場合は、小型の火球を複数飛ばす。小さいとはいえ、人間の顔面をえぐるぐらいの威力はある。(ケケケさんより)

ヴォルテール 精霊使い
精霊使い(エレメンタラー)
精霊使いが精霊と契約するときに使用する法珠。精霊使い本人の器を見込んだ精霊が、それに応じた数だけ精霊使いと契約する。精霊はもちろん、精霊使いのほうにやる気が無くでも失敗してしまう。(ケケケさんより)


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