断章のグリム  [必殺技辞典]

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<名無し(アノニマス)> <名無し(アノニマス)>
断章のグリム
<断章(フラグメント)>に文字通り名を食われてしまった<保持者(ホルダー)>の名前と能力。
他者の名前を食べることで存在の感知──名を思い出すことも見ることも聞くことも出来ず、触られても気付くがなくなり、物理的に存在しない死者の場合は存在そのもの──”そこにいた”と言う事実さえ消え去る<効果(エフェクト)>。
尚、<断章保持者>は耐性があるため名前を食べられたものでも少しは憶えていられる。(叛多亜さんより)

<黄泉戸契(ヨモツヘグリ)> 鹿狩雅孝(かがりまさたか)
断章のグリム
<保持者(ホルダー)>であるの神狩屋の異名にして<断章(フラグメント)>
神狩屋の血などを摂取することで大抵の傷を跡も残さずに消すことが出来る<効果(エフェクト)>。
しかし、一度に大量に強く発動させてしまうと人の心に<泡禍(バブル・ペリル)>を呼び込んでしまうために最悪の場合は<異形(ディジェネレーション)>と化してしまう危険性もある。
コレは『人間の心の器は有限で、神の悪夢を複数受け入れられない』と言う理由のため。(叛多亜さんより)

聖女ギョティーヌ 四野田笑美
断章のグリム
現実の夫が血だらけで死ぬまで、ハサミで切断する夢が続いたトラウマに、由来する断章。   ハサミを向けた相手の、任意の部位を切断できる効果を持つ。   ハサミを持つこと自体が断章の発動条件であるため、彼女の家には刃物があるが、ハサミだけは一本もない。(海龍 まちさんより)

<目醒(めざ)めのアリス> 白野蒼衣(しらのあおい)
断章のグリム
<保持者(ホルダー)>である蒼衣の異名にして<断章(フラグメント)>
人の<悪夢>を理解し、共有ことが出来、それとは逆に”拒絶”の<断章詩>を唱えることによって見捨てられた人は悪夢と共にいることが出来なくなり、その人にとって最も強い現実──その人そのものに還り、その人を形が無くなるほど完膚無きまでに<異端(ディジェネレーション)>へと変えて見捨てた人間を破滅させる<効果(エフェクト)>。
その名の由来はアリスが目覚めと共に不思議の国を壊したという「悪夢(ゆめ)を、壊す」という共通点から。
断章詩:<本当の君は、何だ? 君の好きにすればいい。 君の本当の形は、君しか知らない。 誰も君の形を、縛ってなんかない───変われ>
断章の性質上、怪奇事件の中心人物を特定する必要があるので、民話や童話に深い知識を持つ、神狩屋との協力による推理が必須である。 (叛多亜さん、海龍 まちさんよりより)

<食害> 田上颯姫(たのうえさつき)
断章のグリム
<保持者(ホルダー)>である颯姫の異名にして<断章(フラグメント)>
耳の中から蜘蛛に似た小さな赤い蟲が無数に這い出して他者の中にはいることで記憶を食い荒らす<効果(エフェクト)>
一定範囲内に入った者に自動的に食い荒らして目的地や建物の記憶を失い、目的地にたどり着け無くさせることもできるが本人自身も記憶を食い荒らされ続けているので反復しない記憶はすぐに忘れてしまうという部分もある。 妹の瑞姫にも、この断章がある。大多数は、一個人だけの能力である断章が、遺伝する数少ない血族に該当する。  断章保持者には、精神的断章に耐性があるので、体をはう蟲が気持ち悪いという程度の効果しかない。しかし、断章を持たない者から、怪奇現象を隠すために使われるので、十分に有用な断章であるとして、彼女の血族は保護されている。 (叛多亜さん、海龍 まちさんより)

<恐怖劇(グランギニョル)の索引ひき> 夏木夢見子(なつきゆみこ)
断章のグリム
<保持者(ホルダー)>である夢見子の異名にして<断章(フラグメント)>
神の悪夢による異常現象<泡禍(バブル・ペリル)>に巻き込まれたりする人が近くにいると『元型(アーキタイプ)』たる”童話”になぞらえた予言を行う<効果(エフェクト)>。
その名の由来はまるで索引を引くかのようにこの先に起こりうる悪夢の物語の『元型』となる童話を周囲の本から指し示すことから。(叛多亜さんより)

刀山劍樹 (とうざんけんじゅ) 馳尾勇路
断章のグリム
所持している安全ピンで、手の平を刺した痛みに集中しながら、断章詩を唱えることで、地面に接している者を針が縫い止め、そこから無数の針を進入させることで、組織をズタズタに破壊する。
断章の由来となっているトラウマの原因である、虐待を母から受けたときのセリフを、断章詩としている。
「自由を奪うモノは檻に」
とある誤解から、雪乃が、この断章で、足に深手を負わされて、大きな戦力のダウンになった。(海龍 まちさんより)

<雪の女王> 時槻雪乃、風乃(ときつきゆきの かぜの)
断章のグリム
<保持者(ホルダー)>である雪乃、風乃の異名にして<断章(フラグメント)>

<断章詩>を唱えながらで自身を傷つけてその苦痛を炎に変える<効果(エフェクト)>。
更にもう一つの<断章詩>を唱えることでオリジナルである風乃が顕現する。
尚、以前はその能力からそのまま<火の女王>と呼ばれていたが雪乃の名と自身をも溶かしかねないほどの<異端(ディジェネレーション)>狩りにのめり込んでいたために変化した。
断章詩:<私の痛みよ、世界を焼け>  <愚かで愛しい私の妹。あなたの身と心とその苦痛を、全て私に差し出してくれる?> <あげるわ>  雪乃が、風乃の人格を宿すと非常に消耗が激しくなるが、より広範囲かつ、強力な炎が使えるようになる。  
 風乃自体が、泡禍と呼ばれる怪奇現象なので、泡禍が発生した場所を、正確に察知できる効果もある。一つの断章で複数の効果を発揮できるのは、自ら火を放って死んだ風乃の亡霊を宿すという断章であり、人ならざる存在である風乃が気まぐれで力を貸すからである。 (叛多亜さん、火車さん、海龍 まちさんより)


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