あやかしびと  [必殺技辞典]

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人妖能力“鎌鼬” 飯塚薫
あやかしびと
第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊隊長、飯塚薫の人妖能力。 手にした銃器から、実弾ではなく真空を凝縮した弾丸を放つ。 真空弾の威力は、当たっても殺傷しないレベルからコンクリートを打ち抜くレベルまで 彼女の任意で調節でき、跳弾もせず、射程距離も自由自在。 僅かながらではあるが弾道も曲げられ、薫が望めば、弾も目標に当たる前に消滅させられる。 発射するために使う銃器は、それこそ対物ライフルから玩具のピストルまで、銃としての体裁を保っているものなら何でも可能。 ただし銃は自動拳銃などのマガジンタイプよりも、回転式拳銃や単発式ボルトアクションライフルのほうが精度が高い。 一度に撃てる弾の数は扱う銃器の最大装弾数に準拠しており、撃ち尽くしたら弾倉に手を当てて 真空弾をリロードしなければならないが、弾が実弾ではなく真空であるために事実上弾切れがない。 この汎用性と薫自身の応用力が、曲者ぞろいのドミニオンの中で彼女が隊長職を張れている一因となっている。(妖さんより)

死神鎌の防壁(デスサイズウォール) 飯塚薫
あやかしびと
智天使薬を投与して人妖能力を増幅させた、薫最大の切り札。 自分の前面に真空の渦を十重二十重に重ね、張り巡らせたカマイタチの防壁を展開する。 防壁に入ろうとする物は銃弾だろうと何だろうと、防壁に触れたそばから壁を構成する真空の渦によって削り取られ、粉微塵にされる。薫曰く「試した事はないが、戦車砲までなら抑える自信がある」らしい。 作中の薫ルートではこの技で輝義のトリガーハッピーと真っ向からぶつかり合い、一部貫通を許したがかろうじて勝利を収めた。 形こそ『防壁』だが、敵の攻撃を真空の渦という攻撃によって遮断し、真空壁の影響を受けない 真空弾で相手を攻撃、制圧するという点で、最高の攻防一体技といえる。(妖さんより)

[1]一乃谷流“鋼獅子”(いちのたにりゅう“はがねじし”)
[2]一乃谷流剣術陰手“蛇絡”(いちのたにりゅうけんじゅつかげて“へびがらみ”)
一乃谷刀子
あやかしびと
[1]九尾の狐の尾の封印を守る神職である一乃谷家に伝わる対妖剣術・一乃谷流の技の一つ。 斬妖刀“文壱”を大上段に振りかぶり、次の一太刀で一気呵成に叩き斬るというもの。 その名の通り、獲物を噛み裂く獅子の牙のように鋼を引き裂く威力を発揮する。 妖怪『牛鬼』の剛力を受け継ぐ一乃谷の力と、一乃谷流の技の冴え、そして斬妖刀“文壱”の切れ味と強靭さがあればこその力技。 本編すずルートにおいて、すずを拉致して逃走中のドミニオンの車のフロントをエンジンごと両断してのけたほか、 お返しディスク「あやかしばん」内収録のエピソード「テンプテーション・オブ・フレグランス」の中でも、 さくらに誘惑されて浮気に走ろうとしていた双七の自宅に踏み込む際に、この技で 玄関の鉄製のドアをぶった切っている。恐るべき恐妻っぷりである。(妖さんより)

[2]一乃谷流の技の一つ。 斬妖刀“文壱”を鞘に収め、居合抜きの要領で相手に向かって抜き打ちをかける―― その最中に鞘から左手を離し、刀を振りぬく時の遠心力で抜けていく鉄鞘の 先端で相手を殴打する技。 ただでさえずば抜けて長大な刀身を誇る斬妖刀に、それを収める鉄鞘の長さが 加わるため、遠心力により威力もリーチも非常に大きなものとなる。 普通のサイズの刀なら振りきる前に鞘がすっぽ抜けてしまうところだが、 通常の刀よりも長い刀身、長い鞘を持ち、それに比例して鞘が抜けきるまで の時間が必然的に長くなる“文壱”の形状が、鞘をすっぽ抜ける前に当てる ことを可能としている。 しかしただでさえ重く長い上に、技の最中に伸びるために重心が常に変化し続ける 刀(+鞘)を支え、制御しつつ振りぬかねばならず、並外れた強力と精妙な 剣の技量を必要としているため、その二つを兼ね備えた刀子の実力があって初めて成し得る技である。 元来一乃谷流は妖怪を斬る為の剣術であり、手長足長のような常識外れの リーチを誇る相手と戦うことも想定されているため、それに対抗する為に編み出された技。 翻って対人戦では、居合という型とその常識を覆す技の性質ゆえに、 相手の意表を衝く騙し技ともなる。 本編すずルートにおいてこの技で撃破した一兵衛戦では、一兵衛に対し 『人類最速の居合』とハッタリをかましているが、常識外れの間合いから相手に攻撃が到達する速度を鑑みれば、ある意味では確かに『最速の居合』ともいえる。(妖さんより)

魂振り(たまふり) 一乃谷刀子
あやかしびと
一乃谷神社の巫女である一乃谷刀子の、巫女としての特性を生かした技。 技の性質上、高度な霊的存在に対して高い効力を発揮する。 ある一定の法則に則った歩法(足捌き)を踏みながら、斬妖刀で剣舞を舞うというもの。 その太刀筋は舞に合わせて緩急が変化しており、時にはせせらぎの様に緩やかながら、 時にあまりに自然かつ流麗過ぎて攻撃速度が速くなったことを意識できない一撃にもなる。 しかしあくまで剣舞による攻撃はこの技の『振り付け』に過ぎず、本命は剣舞そのものと、その際に踏んだ一定の霊的リズムに則った 歩法・腕振り・呼吸法であり、それによって相手の魂の波長と自分の魂を 同調させ、荒ぶる魂を鎮めることにある。 この技は本来剣技ですらなく、神霊の荒魂をその身に降ろして慰め、活力を与えて再生させる 神道の儀式の一環であり、十種神宝(とくさのかんだから)と言われる神具と複雑な前振りが 必要となるが、その舞を剣舞に置き換えることでそれらを簡略化し、申し訳程度には戦闘性を持たせている。 しかしそれでも実戦の中で舞うには隙が多すぎる為、魂振りを舞い終えるまでの間、 刀子を守る者が必要となる。 刀子ルート終盤では、九尾の狐の一尾・逢難に憑依された双七から逢難の魂を切り離すため、 魂の同調と言う要素を応用して双七と逢難の魂を取り込むために使われた。(妖さんより)

地蜂乱刀(じばちらんとう) 一乃谷刀子
あやかしびと
一乃谷流の技の一つ。斬妖刀を振るって一挙動で相手に何度も斬りつける、いわゆる乱撃技。 刀子ルートにおいて九尾の狐の一尾・天との戦いで使われたが、並外れた力量と 経験を持つ天にはあっさりとしのがれていた。(妖さんより)

一乃谷流“霧狐”(いちのたにりゅう“きりぎつね”) 一乃谷愁厳、一乃谷刀子
あやかしびと
一乃谷流の技の一つ。二連撃を基本とする。 斬妖刀の切っ先を下に、刃を上向きに立てた下段の構えから、振り上げの斬撃を放つ。 ただしこの一刀目は見せ技であり、刀を振り上げた直後、腕ではなく手首の 返しのみで刀を素早く元の位置まで回転させ、一刀目を避けて致命的な間合いまで 踏み込んできた相手に、本命の二刀目である全力の斬り上げを叩き込む。 刀子ルート最終戦のある展開では、愁厳がこの技で名も無き妖に大きなダメージを与え、双七が止めを刺すに足るだけの隙を作り出した。(妖さんより)

人妖能力“ポレヴィーク” ウラジミール・ガヴリーロヴィッチ・シューキン
あやかしびと
トーニャの兄貴分を自任する男・ウラジミールの人妖能力。名前の由来はスラヴに伝わる大地と畑を司る精霊から。 ウラジミールの意志で地面の土砂・岩盤・地盤を隆起させて操ることができ、それによって直に相手を攻撃することも、壁を作り出して相手を閉じ込めることも、盾にすることも可能。 また、能力を応用してウラジミール自身が地中に潜ることもできる。 なお、この能力は地面であれば土でも岩でもコンクリートやアスファルトだろうと、材質を問わず使用が可能である。(妖さんより)

叡智の壁(モノリス) ウラジミール・ガヴリーロヴィッチ・シューキン
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ウラジミールの“ポレヴィーク”の応用技の一つ。 相手の立っている周辺の地面を次々と宙に浮かせて壁を形成させ、ウラジミールの意志によって知恵ある壁のように襲い掛からせる技。 操っているものが『壁』であるため、攻撃も防御も可能であると同時に 材料が「相手の足元の地面」であるために行動の阻害やバランス崩しも同時に行えるトリッキーな技。(妖さんより)

人妖能力“石妖” 加藤虎太郎
あやかしびと
神沢学園生徒会の顧問で、双七・すず・トーニャの担任教師である加藤虎太郎の人妖能力。両腕の肘から先に岩石のような硬度を持たせることができる。 攻撃面では拳を保護すると同時に拳打の破壊力を増加させ、防御面では銃弾すら真正面から弾ける防御力を腕に得られる力。 肘から先以外の部分は硬化できないが、虎太郎の体得している八咫雷天流の超スピードと超感覚と破壊力により、その点はまったく問題になっていない。 (妖さんより)

[1]焔閻魔(ほむらえんま)
[2]焔槌(ほむらつい)
九鬼耀鋼
あやかしびと
[1]双七の武術の師である九鬼耀鋼が編み出した対妖拳法・九鬼流の四つの絶招(=奥義)のうちの一つ(名称は公式資料集から)。 正式名称は他の三つの絶招から「九鬼流絶招 肆式名山 内の参“焔閻魔”」と推測される。 相手の攻撃を受けてバランスを崩した際、そのまま後ろに自分から上体を傾けて相手の追撃を誘い、崩した上体の勢いを利用して、踏み込んできた相手の顎を逆立ちに近い姿勢から蹴り上げるというカウンター技。その技のプロセス上、相手の攻撃を誘うフェイントとしても使われる。 すずルート中盤、すずをさらって高速道路を逃走中のドミニオンの車の上で、追ってきた双七と戦う際に使われた。 また、『Bullet Butlers』とのクロスオーバー作品『クロノベルト』内エピソード『復讐するは神になし』では、この技でコゼットのあばら骨を全損させ、戦闘不能に追い込んでいる。 なお、双七は九鬼から焔螺子と焔錐までしか教わっていないので、この絶招は使えない。(妖さんより) 

[2]双七の武術の師である九鬼耀鋼が編み出した対妖拳法・九鬼流の四つの絶招(=奥義)のうちの一つ。正式名称は「九鬼流絶招 肆式名山 内の肆“焔槌”」。 相手と密着した状態から相手の足に自分の足を絡めて体勢を崩させ、がら空きの相手の後頭部に肘を打ち下ろす。 双七は九鬼から焔螺子と焔錐までしか教わっていないので、この絶招は使えない。 なお、九鬼流の四つの絶招のそれぞれに大工道具の名前が入っている(焔閻魔の『閻魔』とは釘抜きのこと)のは、実は九鬼の趣味が日曜大工だったからだが、このことは双七には内緒にされている。 あやかしびと本編では使われることはなかったが、『クロノベルト』内エピソード『復讐するは神になし』において、聖導評議会の幹部マグダラとの戦闘で初めて描写された。 (妖さんより)

合わせ×刀 光念一兵衛
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一兵衛自身の剣技と人妖能力を掛け合わせた技。 技名の×には、そのときの刀の使用数に応じた任意の数字が入る。 合わせ二刀は普通の二刀流だが、合わせ三刀以降は手に持った二刀に加え、能力で遠隔操作する刀による同時攻撃を行うというもの。 智天使薬によるドーピング無しだと、最大で合わせ八刀までが可能。(妖さんより)

人妖能力“がしゃどくろ” 光念一兵衛
あやかしびと
第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊のメンバー、光念一兵衛の人妖能力。 弟の輝義の能力とは対照的に、刀に特化した物品引寄(アポート)・操作能力で、日本刀を手元に引き寄せ、操る力。 この能力により、刀を破壊されたり手放したりしていても、背中に背負った箱から瞬時に次の刀を呼び寄せることが可能。 また輝義と同じように刀の遠隔操作も可能であり、刀を背中の箱からミサイルのように射出したり、 手放した刀で死角から相手を刺すなどの不意打ちにも使用される。(妖さんより)

千手羅刹 光念一兵衛
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智天使薬の投与により人妖能力を増幅した、一兵衛の奥の手。 ドーピング前に比して同時に操れる刀の数が大幅に増え(最大で合わせ三十二刀まで可能)、 さらに操る刀もそれまでの直線的な「一兵衛による操作」ではなく、 一本一本に宿るかつての刀の使い手たちの残留思念を強く増幅して引き出し、 その残留思念の剣士たちにそれぞれの剣を振るわせるという技。 操られる刀には名刀もあれば妖刀も駄刀もあり、またその使い手の残留思念にも 三流剣客もいれば伝説の剣士も無名の剣豪も新撰組も古流剣術の開祖もおり、その流派も実力も思考もまちまちであるため、強さにバラつきがある反面非常に攻撃が読み辛い。(妖さんより)

人妖能力“野鉄砲” 光念輝義
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第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊のメンバー、光念輝義の人妖能力。彼の場合は少々特殊で、本来の妖怪「野鉄砲」ではなく野鉄砲にとり憑かれて闇雲に銃を撃ちまくるようになった人間に由来している。 銃に特化した物品引寄(アポーツ)の一環で、拳銃を手元に引き寄せる能力。 この能力により、手に持ったベレッタM92の弾を撃ちつくしても、背負った箱から新しいベレッタを呼び寄せ、攻撃を継続することができる。 これにより、弾切れや無手を装ったフェイントや不意撃ちを仕掛けることも可能。 また輝義が契約した銃に限ってはガンダムシリーズのファンネルよろしく、手放した状態で操ることもできる。(妖さんより)

トリガーハッピー 光念輝義
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妖怪の血を混ぜ込んだ麻薬「智天使薬」で人妖能力を増幅した輝義の奥の手。 能力を全開放して、背中の箱にストックしている拳銃を自分の周囲にありったけ展開し、両手に握った拳銃と同時に一斉射撃を行い、圧倒的な量の弾幕で敵を蜂の巣にする。 背中の箱の中の拳銃の量も半端ではないらしく、わりと長時間連射が可能。(妖さんより)

人妖能力“岸涯小僧(がんぎこぞう)” 菅原
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第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第三戦闘隊隊長、菅原の人妖能力。 自分の歯を人間の歯から、岩でも硬い骨でも噛み砕ける妖怪の歯に一瞬で切り替えることができる。 作中の薫ルートでは部下を全員虎太郎にKOされた際、不意打ちで虎太郎の拳に噛み付いて傷をつけることに成功した。(←直後、虎太郎に頭をしこたま殴られて気絶)(妖さんより)

ひかりのあめ(イースクラ・リーヴィエニ) トーニャ・アントーノヴナ・ニキーチナ
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キキーモラの能力を全開放した、トーニャの奥の手。 キキーモラの先端にはめ込んである錘を外し、編み込まれた紐状になっているキキーモラを無数の糸状にほどいた状態で操る。 そして、ほどかれて無数に広がったキキーモラによって相手の攻撃をそらし、あるいは包み込んで封じ、雨のように全方位から降り注がせた糸で 相手を貫くというもの。 通常、キキーモラをほどいた状態だとひどく感覚神経に負担をかけるためトーニャにも軽々しくは使えない大技。(妖さんより)

魔刃・焔螺子 名も無き妖
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九尾の狐の一尾・逢難に取り憑かれて「名も無き妖」となった双七の技。 付喪神の力で四本の名刀を変形・結合させた「双身螺旋刀」を用いる外法技で、焔螺子の要領で、螺旋刀の刃でドリルのように相手を抉る。(妖さんより)

人妖能力“雪女” 氷鷹零奈
あやかしびと
第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊のメンバー、氷鷹零奈の人妖能力。 掌から強力な冷気を放射し、相手を凍りつかせる力。 薫ほどではないがその能力のシンプルさゆえに、地面を凍りつかせて足場を悪くしたり、
毒液を凍らせて毒ガスの発生を止めたり、傷口を凍らせて止血したりなどと、 汎用性はそれなりにある。
(妖さんより)

人妖能力“火車” 氷鷹一奈
あやかしびと
第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊のメンバー、氷鷹一奈の人妖能力。 姉の零奈とは対照的に炎を操る力であり、火を吐くことが可能。 また、それぞれの腕で一度に一本ずつ円錐形の炎のツララを生成し、撃ち出す事ができる。 この炎のツララは単体では何かに延焼することも、命中するまでは熱さもないが、刺さったものを瞬時に一千度の熱で煮沸させ、その対象が燃え尽きるまでは風の影響も受けず、水で消えることもない。(妖さんより)

人妖能力“白溶裔(しろうねり)” 比良賀渉
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第参種人妖追跡機関・ドミニオンの第十七戦闘隊のメンバー、比良賀渉の人妖能力。 体内で強烈な悪臭・酸性・毒性を持つ液体を精製し、口から吐き散らすことができる。 吐いた毒液は触れたものを溶かしながら、白い有毒な煙を発生させる。 作中では逃走用の煙幕代わりに使うことが殆どだったが、やはり危険度も十分高く、 すずルートで一奈に殺される間際に意趣返しに飲み込ませた痰は一奈を体内から悪臭と猛毒で蝕み、脳障害にまで追い込んだ。(妖さんより)

言霊 静珠、如月すず
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大妖怪・九尾の狐の生き残りである静珠とその娘であるすずの、持って生まれた種族特有の力。 自分の放つ言葉を媒介に、声を聞かせた相手に言霊を取り憑かせてその精神に干渉し、聞かせた言葉を強制させる能力。 その能力は非常に強力で、人間、人妖、妖怪問わずまともに聴いてしまえば 自分本来の意思とは関係無しに真っ正直にその言葉に従ってしまう。 (「止まれ」とだけ言われれば随意、不随意問わず体のあらゆる器官が活動を停止したりなど) 無理に逆らおうとすれば凄まじい不快感と苦痛、眩暈、恐怖感、強迫観念その他もろもろに襲われ、心身ともに強力な重圧に苛まれる。 一度効果が発動してしまえばその術者以外の者による解除は非常に困難である。(神の一柱である八咫鴉でも半ばさじを投げるほど) ただしその言葉を憑かせた九尾狐の尻尾を切れば、それによって九尾狐はその言霊の制御能力を失い、言霊が解除される。 また弱点として、言霊は『術者の肉声が相手に聞こえていなければ』効果がなく、録音したものや音響機器を介した声では言霊を取り憑かせることはできない。同じく、耳が聞こえない相手にも効果はない。(妖さんより)

薩摩示現流 一の太刀 光念一兵衛(の刀の薩摩剣士の残留思念)、如月双七
あやかしびと
光念一兵衛の所持する刀の内の一本、薩摩示現流の剣士の残留思念の技。一兵衛の「千手羅刹」で引き出された際に使われる。 裂帛の気合とともに、ただその一太刀を思い切り浴びせることだけに特化した打ち下ろしの斬撃を放つ。 刀子ルート終盤のとある展開では、その刀に魂を預けられた双七が、 奪われた九鬼流の代わりに名も無き妖との戦いで使用。(妖さんより)

人妖能力“付喪神” 如月双七、名も無き妖
あやかしびと
双七が幼少時代に目覚めた人妖能力。右手から『双七にしか見えない』赤い糸を伸ばし、双七の知覚できる範囲内の
ありとあらゆる金属を任意で手元に引き寄せ、操ることができる。その用途は非常に幅広く、相手の所持品を強奪することもあれば、
フェンスの金網を捻じ曲げて引き倒すことも、アルミ製の窓枠を紐状に捻じ曲げて命綱にもできたりする。
双七が初めてこの能力に目覚めた時は、変質者に襲われて逃げ込んだジャングルジムで無意識にこの能力を発動させて
変質者に生死不明の重傷を負わせ、その事件を境に双七は織咲病院に隔離されることとなった。
またもう一つの効果として、集め、助力を得た金属製品を自分の思うままに作り変えることが可能。
バイクを手元に引き寄せた後に能力で分解、再構成して火炎放射器に変えたこともある。
また、能力が高まったときに限り、自分の体に金属を取り込んで自己修復することもできる。
この能力は厳密には『操っている』のではなく『赤い糸を通じて金属製品と意思を瞬時に疎通し、“協力してもらう”』能力であり、
その器物(特に、持ち主と契約に近いつながりのある器物など)の意思によっては、『拒まれる』場合もある。
(妖さんより)

人妖能力“キキーモラ” トーニャ・アントーノヴナ・ニキーチナ、サーシャ・アントーノヴナ・ニキーチナ
あやかしびと
神沢学園生徒会に所属しているトーニャの人妖能力にして体の一部でありトーニャ最大の武器である、背中から生えている細いロープ状の触手を指す。 名前の由来は、ロシアに伝わる糸紡ぎの妖精から。 長さは伸縮自在であり、少なく見積もっても100メートルくらいは伸びる。 感覚も強度も力も本体からすればあまりにも強く、感覚はキキーモラが触れた空気の微細な揺れだけで大まかに物理的状況を感知でき(精密探査させれば盗聴器も発見可能)、その敏感さゆえに精密動作性も高い。 力は人間どころかサッカー用のゴールひとつを軽々と持ち上げて投げつける事ができるレベル。 その性質ゆえに汎用性が広く、命綱やワイヤーアクションに使うことも相手に絡みつかせて拘束することもあり、その先端にくくりつけた錘を相手にぶつけて攻撃にも使う。 錘は取り外して専用の刃に換装することもある。 実は生来の体質や血によるものではなく、トーニャの祖国・ロシアの軍特殊組織による改造手術で、後付で移植されたもの。 妹のサーシャは二本移植されており、その代償として視覚を失っている。 普段はロープ状に編まれているが、ほどいたままでいると感覚神経に非常に大きな負担をかける。だが……(妖さんより)

水月 光念一兵衛(の刀の剣士の残留思念)、如月双七
あやかしびと
光念一兵衛の所持する刀の内の一本に宿る剣士(恐らく柳生剣士)の残留思念の技。 敵の挙動を月、自分の足の甲をそれを映す水とし、それらを照らし合わせることで 敵の攻撃を読み、水のごとく柔軟に反撃を行う。 刀子ルート終盤のとある展開では、その刀に魂を預けられた双七が、 奪われた九鬼流の代わりに名も無き妖との戦いで使用。(妖さんより)

[1]焔錐(ほむらきり)
[2]焔螺子(ほむらねじ)
如月双七、九鬼耀鋼
あやかしびと
[1]双七の武術の師である九鬼耀鋼が編み出した対妖拳法・九鬼流の絶招(=奥義)の一つ。 正式名称は「九鬼流絶招 肆式名山 内の弐“焔錐”」。腕をまっすぐ、弓を引くように 引いていき、掌ではなく手刀を相手に突き立てる技。焔螺子と違い基本的に二発目はないが、二発目に『焔螺子の』二撃目を打ち込むことも可能であり、刀子ルートの最終戦では、展開によってはこの連携で名も無き妖を撃破する。 また、薫ルートでは九鬼がこの技で鴉天狗の心臓を貫き、止めを刺している。 (妖さんより)

[2]双七の武術の師である九鬼耀鋼が編み出した対妖拳法・九鬼流の絶招(=奥義)の一つ。正式名称は「九鬼流絶招 肆式名山 内の壱“焔螺子”」。 左右の腕どちらでも放てる技で、まず任意の腕をねじりながら引いていき、拳ではなく掌打で相手に叩きつける。命中の瞬間には大きく踏み込みつつ捻りを加え、間髪入れずにさらに踏み込んで零距離から二発目の掌打を叩き込む。 妖怪やそれに連なる属性を持つ人妖には実体の定まらぬ敵や通常の打撃が通用しない者も多いため、内部を揺さぶる波動を叩き込んで内より破壊するという九鬼流のコンセプトを体現した技。(妖さんより)

“弾き” 鴉天狗、加藤虎太郎
あやかしびと
八咫雷天流の技の一つ。相手を気絶させることを念頭に置いた技。 首筋に当てれば相手を一瞬で、半日は昏倒させられる。 基本は手刀で放つものだが、蹴りで行うことも可能。(妖さんより)

[1]八咫雷天流“飛礫(つぶて)” [2]八咫雷天流“砕鬼(くだき)”
[3]八咫雷天流“散華(はららばな)”
[4]八咫雷天流“糸蜘蛛”
[5]八咫雷天流“白狼”
加藤虎太郎、鴉天狗
あやかしびと
[1]妖怪が人間と戦うために編み出された武術・八咫雷天流の技。八咫鴉に仕える鴉天狗達と、その直弟子である虎太郎が使用する。 超スピードで敵集団に突進し、すれ違った敵に拳を叩き込むと同時に次の敵へ突っ込み、殴り倒し、また次の敵へというプロセスを繰り返しながら敵陣を駆け抜け、一掃する。 一対多を想定し、短時間で一撃必倒を基本理念においている八咫雷天流を体現した技。(妖さんより)

[2]八咫雷天流の技の一つ。両拳を構えて力を練り、渾身の左ストレートを叩き込む。 やっている事はこれだけであるが、体重70キロにもならないような虎太郎が、時速100キロを超える速度で突っ込んでくる乗用車をこの技で真正面から殴り飛ばし、車のフロントを抉り潰している。(妖さんより)

[3]八咫雷天流の技の一つ。八咫雷天流の速度と破壊力をもって、相手に拳の弾幕を幾層にも幾重にも叩き込み、拳による面制圧を行う技。 薫ルートで虎太郎が一兵衛をあっさりと沈めた技だが、同ルートで既に悪鬼の身体能力を得ていた九鬼には大したダメージにもならず、虎太郎の師の鴉天狗ですらこの技で九鬼の足止めが精一杯だった。(妖さんより)

[4]八咫雷天流の技の一つ。相手の腕に自分の腕を絡めて相手の肘に拳を当て、それを支点に相手の腕を一気にへし折る技。 薫ルート終盤で九鬼との打ち合いの中で仕掛けるも、腕をねじって抜けられ、不発に終わる。(妖さんより)

[5]薫ルート終盤で虎太郎が九鬼に勝った、八咫雷天流最速の技。右腕を弓引くように後ろに引き、八咫雷天流の速度を最大限に引き出した状態で相手に突進、すれ違いざまに全身全霊の一撃を叩き込む。 悪鬼と化した九鬼の身体能力ですらインパクトの瞬間を捉えることはできず、この技の連続発動にさらされてなす術もなく心臓を砕かれた。(妖さんより)

人妖能力“鬼火” 金嶺学園のとある不良学生
あやかしびと
神沢学園に何かとちょっかいを出す不良男子校・金嶺学園のとある不良学生の人妖能力。 拳に鬼火の炎をまとわせ、それで相手を殴りつける。 妖怪「鬼火」の本来の炎なら一瞬で人間の皮膚を炭化させるのだが、この男はかなり鬼火の血が薄れてしまっているため、せいぜい火傷して水ぶくれ程度の熱量しか出ない。(妖さんより)

人妖能力“うわん” 神沢学園のとある女子生徒
あやかしびと
神沢学園のとある女子生徒が、帰宅途中に金嶺学園の不良に襲われた時に発動させてしまった人妖能力。 驚いた拍子に、「うわん」と凄まじい大声で叫ぶ。 この大声によって金嶺の不良学生の鼓膜を破裂させて退散させた……のはいいが、 さらに付近の民家の窓ガラスが軒並み割れ、一緒に帰っていた生徒は入院し、ガラスを割られた住民の通報により彼女は三日間の停学処分となった。(妖さんより)


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