・ストーリー 1000年後の未来、人類は自らが作り出したASSOCIATION ROBOT=アソボットに支配されていた。地上の大半は砂漠と化し、アソボットを狂わせる破滅ウィルスが蔓延し、1年後に世界は滅亡すると伝えられている。 そんな絶望的な状況の中、カカ・マウンテンに住む「五九」「トンゴー」「ジョー」のアソボット3人組、その名も「五九盗賊団」は一人の人間の少年「サンゾウ」と出会う。彼は破滅に向かう世界を救うべく、冷凍睡眠によって1000年前の過去からやってきた救世主だった。 サンゾウは言う。「キミとボクとで世界を救えるかもしれない……!」 こうして五九盗賊団とサンゾウ、そして人間の少女「スージィ」の5人が集まり、世界を破滅から救う49個の鍵を探し、遙か東にあるという伝説の地「ジパング」を目指す「東遊記」が始まった……。 ・アソボット(=ASSOCIATION ROBOT)とは? アソボット(=ASSOCIATION ROBOT)とは「便利さ」や「快適さ」を求め、発達してきた各分野のテクノロジーを融合し、 より人間の生活に活かすために創られたもの、それが「ロボット」である。 「ロボット」は現実のモノとなり、現在では、 より具体的な用途と利用状況に応じた柔軟性を持つASSOCIATION ROBOT(共存パーソナル・ロボット)の開発と研究が進められている。 『アソボット戦記 五九』の世界で登場する「アソボット」は、いわばその完成型といえる。 人間とASSOCIATION(=共存)するために創られ、生命メカニズムも備えている。 食事をしたり、怒ったり、笑ったり、寝たりもする成長していくタイプの機械生命体、 それが「アソボット(=ASSOCIATION ROBOT)」なのである。 ・アソボットの世代 アソボットにはサンゾウの父キュウゾウが作った、純血(レイの心を本当の意味で受け告いだ)の99体の第一世代(1st)アソボットと、勝手に増えたらしい第二世代(2nd)アソボット、第三世代(3rd)アソボットの3種類がいる。五九、魅音、紫苑が1st、トンゴーとジョーが2nd、敵役はみな3rdとなっている。 アソボットの種類は、目の色(1stが青、2ndが緑、3rdが赤)、体のどこかに書かれている数字(1stは漢数字、2ndはアラビア数字、3rdはローマ数字)で区別できる。また、破滅ウィルスが感染するのは2ndと3rdだけで、1stは感染しない。 ・現代編(sanzo@rei) 本編への経緯を描いた1000年前を舞台にしたサンゾウとアソボット0号「レイ」の番外編ラブコメ。サンゾウとレイがいちゃいちゃし続ける話が延々と続き、最後はプロフェッサーDが作り出した破滅ウィルスに冒された戦闘用アソボットからサンゾウを守るため、レイが自爆。後にはEDに出てくるハートの欠片だけが残った……。 しかしそのハートの欠片によって、アソボット開発の最後の壁であった「心」がついに完成し、世界中の「ロボット」を「アソボット」へと進化させることに成功した。 そして数ヶ月が経った頃、キュウゾウ博士はサンゾウに世界が一年後に「破滅」することを告げ、サンゾウを「この世の終わり」を1000年後のパートナーアソボット(五九)と共に食い止めるための救世主として、冷凍睡眠(コールド・スリープ)によって1000年後に送り込む。 ・補足 本作の当初の予定としては、「西遊記モチーフの正当派冒険アニメ」としてエイベックスの総力を上げてアニメ、漫画にとどまらない大々的なコンテンツにする企画であった。しかし、肝心の人気が伴わなかったため、この一大プロジェクトは失敗に終わり、結果的に黒歴史となってしまった。 本編の内容も、あか抜けないキャラクター&世界観に、緊張感ゼロのストーリー、声優陣によるアドリブだらけの小ネタギャグで構成された、「脱力系冒険コントアニメ」として伝説を残すこととなった。 |
・蠍猛牙斬 | カルマ |
ストーリーに一切関係のないアソボットのカルマが使用した技。蛇の形をした鞭を2つ高速回転させ、五九の大扇輪のような旋風型の真空波を発生させて相手を斬りつける。(GEARさんより) |
・大扇輪(ダイシャンルン) | 五九 |
五九がジョイスティック(如意棒)を車輪のような物に変形、回転させて巨大な旋風を起こして前方に撃ちだす技。東風の次に多用されたキメ技的存在で、敵が一撃で瀕死になるほどの威力がある。アニメ版では、ジョイスティックを原型のまま頭上で炎のようなものを纏わせながら回転させ、その時に発生した風圧で敵をふっ飛ばす技になっている。さらに回転中は纏っている炎のようなものが、徐々に大きくなる。(GEARさんより) |
・東東風(トントンプー) | 五九 |
原作版の最終回直前で五九が使用した、東風の最強版。見た目は東風と変わらないが、強敵のプロフェッサー「D」ロボ形態を一撃で倒した。(GEARさんより) |
・東風(トンプー) | 五九 |
ジョイスティックを稲妻のように光らせて振り下ろし、その時に無数の大爆発を起こして攻撃するという五九の代名詞的必殺技。威力は絶大で、一撃で敵を瀕死にさせてしまう程。アニメ版では空中でジョイスティックに一瞬光を纏った後、思いっきり振り下ろして敵をふっ飛ばす技になっている。大扇輪と同様にキメ技的存在であり、作品中で五九が最も多用した。しかし、この「東風」には強力ゆえに発動条件があるらしく、その内容は「トンゴーがゆっくり5カウントをして、そのうちに五九が高く飛び上がって逆さになり、目を閉じる」というもの。もちろん目を閉じている間はスキだらけなので、敵に攻撃されたこともあった。だが、アニメ版は毎回この発動条件をしっかり行っていたのに対して原作版は、2巻以降は発動条件を無視して直接東風を繰りだしていた。無意味じゃん…。 発動条件の5カウントの理由は「5秒あれば敵を倒せる」という、五九のハッタリらしい。(GEARさんより) |
・東風弾(トンプーダン) | 五九 |
原作版で技名通り、驚異的な威力を持つ「東風」を弾丸の如く巨大な飛び道具にして相手に撃ちだす技。しかし、実際にこの技を使用したのは1回だけ(対サイトス戦)である。(GEARさんより) |
・痩身斧(ショウシェンフウ) | 五九 |
ジョイスティックを斧に変化させて斬りつけ、斬られたアソボットは体の外皮が全て斬り落とされて、骨組みだけの貧弱な痩せ身になってしまうという恐ろしい技。斬りつけかたは、突く・そのまま斬る・すれ違いざまに斬る、の3種類ある。(GEARさんより) |
・大蟹鋏(ダイシェジァ) | 五九 |
ジョイスティックを大型の鋏に変化させる技。主に仲間を束縛しているロープなどを切断するために使用する。攻撃用ではない。(GEARさんより) |
・小蟹鋏(シャオシェジァ) | 五九 |
「大蟹鋏」の小型版。用途は同じで、攻撃用ではない。だが、小型な分「大蟹鋏」よりも扱いやすいものと思われる。(GEARさんより) |
・円鋸斬(ヤンジュウザン) | 五九 |
ジョイスティックをチェーンソーのようなものに変化させ、瞬時に相手を何度も斬りつけるという見た目もカッコいい技。だが、この技は作品中で1度しか使用しておらず、その攻撃対象がヤズーで、しかもそのヤズーには再生能力があったため、効果が無かった。(GEARさんより) |
・大青龍(ダイチンロン) | 五九 |
ジョイスティックを巨大な薙刀に変化させ、相手を上空から縦に一刀両断する技。この技で初期のバージョンアップしたヤズーを倒した。演出が非常にカッコいいのだが、作品中1度しか登場しなかったのが残念。(GEARさんより) |
・焼鳥槍(シャオニャオチアン) | 五九 |
ジョイスティックをフォークのような槍に変化させて、焼鳥串の如く相手の体を貫く技。一度に何体も貫くことができる。ちなみに、技名に「焼」とついているが、別に焼くわけではない。(GEARさんより) |
・大護謨銃(ダイゴムチョン) | 五九 |
ジョイスティックの両端を壁等に固定し、その後ゴムパチンコの如く物体を相手に向かって発射する技。命中精度が高く、飛行している相手にも普通に当たる。(GEARさんより) |
・大龍包(ダイロンポウ) | 五九 |
「ガンツ道場」のボスのガンツが口から吐き出す凍結液に苦しめられた五九が、ガンツの口を塞ぐために使用した技。ジョイスティックを巨大な布状のものに変化させてガンツを体ごと包み込み、五九は外側から素手でボコボコに殴りまくった。(GEARさんより) |
・断寒衣(ダンハンイ) | 五九 |
北の地方に着き、仲間である人間のスージィが寒そうにしていたのを見て五九が使用した技。ジョイスティックを着ぐるみのような防寒服に変化させてスージィに着せた。なんだかんだ言って、五九にも結構やさしいトコがあるんですね。(GEARさんより) |
・灼熱怒雷矢(ツオラドライヤ) | 五九 |
北の地方で雪が降る中、雪だるまアソボットに襲われそうになった時に使用した技。ジョイスティックをドライヤーに変化させ、熱風を起こして雪だるまアソボットを溶かした。偶然、一緒に溶かした地面が通り道になっていた。(GEARさんより) |
・回帰剣(フイファンジャン) | 五九 |
三騎士(トライナイツ)の1人のガルーツに五九がジョイスティックを弾き飛ばされ、追い詰められている時に使用した技。弾き飛ばされたジョイスティックを瞬時にブーメランに変化させ、軌道を変えてガルーツの背後を攻撃した。(GEARさんより) |
・蠅取網(インブウワン) | 五九 |
三騎士(トライナイツ)の1人のサイトスによる「Dウィルス」攻撃に苦しめられていた五九が、「Dウィルス」の発生源であるフライキラー(ハエ型メカ)を捕まえるために使用した技。ジョイスティックを虫取り網に変化させてフライキラーを全体捕獲、その後握りつぶして破壊した。(GEARさんより) |
・拘剛帯(ジョウガンダイ) | 五九 |
「Dウィルス」を発動したサイトスのバージョンアップを妨害するために使用した。ジョイスティックを伸び縮みゼロの拘束ベルトに変化、サイトスの体の数箇所を拘束して巨大化し続けるサイトスの体を破裂させ、五九は勝利した。(GEARさんより) |
・デルタシールド | サンゾウ |
人間であるサンゾウが使った防御技。特殊金属のマントを広げてバリアを作る。あらゆるアソボットの攻撃を防いだが、余裕を持って防御できたことは少ない。(GEARさんより) |
・ハリケーンソード | サイトス |
剣を目の前で高速回転させてから高く飛び上がり、相手目掛けて斬りかかる技。この技で五九に攻撃しようとしたが、五九に指2本で簡単に剣を受け止められ、そのまま投げ飛ばされて失敗に終わった。(GEARさんより) |
・魔弾の射手(デモンズシューター)”フルスロットル” | サンゾウ |
原作版で、ガトリングキャノンに進化したハモニカを使った技。キャノンの横に付いている鍵盤を両手で弾いてコマンドを入力後、前方に巨大なエネルギー弾を放出する。その威力は凄まじく、数体の「武JIN(巨大武士型アソボット)」を一撃で軽く消し去るほどである。(GEARさんより) |
・ウィングスラッシャー | ジョー |
ジョーがアニメ版のみ使用した。コラボアップ(要は強化)したフェザーブレードを疾風剣と烈風剣という2つの剣に分け、それぞれの剣に水色のオーラを纏って攻撃する技。攻撃パターンは、回転したまま敵を斬りつけたり、剣から衝撃波を放ったりと様々である。(GEARさんより) |
・旋風の舞(サイクロンダンス) | ジョー |
ジョーが羽根剣という葉っぱのような短剣をありったけ上空に放り投げた後、ジョー自身も高く飛び上がると同時に懐から扇子を取り出して、五九の大扇輪のような旋風を発生させ、先程放り投げた羽根剣全てをその旋風に乗せて相手に撃ち出し、グサグサ斬りつけるというジョーの究極技。ジョーの技の中では最も大規模な攻撃である。(GEARさんより) |
・飛翔斬 | ジョー |
フェザーブレード(腕に装着する長剣)をゆっくり地面に構え、水のようなオーラを纏ってから飛び上がり、フェザーブレードを横に祓って相手を斬りつけるというジョーの代名詞的必殺技で、アニメ版で多用したが、技名を叫ぶ時のジョーの声に気合が足りないため、技自体が弱々しく見えてしまう。原作版では最終回の1コマのみ使用で、ただ斬りつけているようにしか見えない。しかも二刀流!?(GEARさんより) |
・鳳華渦光斬 | ジョー |
羽根剣を光り輝かせ、相手の目が眩んでいるスキに残光とともに斬りつける技。作品中1度しか使用していないので、ジョーの技の中では最も影が薄い。(GEARさんより) |
・白鶴の舞 | 白雪姫 |
ベイスの部下の白雪姫(複数いる)が使用した技。扇子にいくつもついている矢をを雨のように大量に発射する。回避することは不可能に近い。(GEARさんより) |
・蝶の舞踊(バタフライダンス) | スージィ |
原作版の最終回で、最初の頃とは全くの別人のように容姿が変わったスージィが使用した技。手から光る蝶が飛び出し、敵の周囲を舞う。 だが、見た感じ蝶が敵を攻撃しているわけでもなく、敵もなぜか蝶が舞っているだけで悲鳴を上げたり、爆発して死ぬという、謎の事態が起こる。効果のよく分からない変な技である。(GEARさんより) |
・オモイツカネー | トンゴー |
トンゴーが始めてコラボアップした時に使ったアドリブ技。鎖ハンマーで敵を一撃。(GEARさんより) |
[1]豚豪回転槌(トンゴーハンマー)
[2]豚豪力(トンゴーリキ) |
トンゴー |
[1]トンゴーが自分の武器である鎖付き鉄球(ハンマー)を使い、敵をぶん殴って攻撃する技。アニメ版では、かなり使用していた。(GEARさんより) [2]トンゴーが、敵に囲まれている時に使用した。瞬時に360度全域にパンチを繰り出す技。剛力のトンゴーだからこそ、この技は迫力があるといえる。(GEARさんより) |
・豚風(トンプー) | トンゴー |
トンゴーが尻から強烈な屁を発して、相手を吹っ飛ばす技。たまたま相手が五九の「痩身斧」をまともにくらい、ヒョロヒョロになっていて吹っ飛ばしやすい状況だったため、追撃として使用したものと思われる。 ちなみにこの技名「豚風」は、五九の技の「東風」をもじったものである。(GEARさんより) |
・ブヒブヒスペシャル・ドスコイボンバー | トンゴー |
トンゴーのコラボアップ後の鎖ハンマーを強く引き、その衝撃でハンマーの両脇部分を解体、その後両脇のパーツがコマの如く猛烈な回転を帯びて敵にぶつかっていく技。技名がアドリブっぽい。(GEARさんより) |
[1]ガムガムボンバー [2]ガムガムスーパーボンバー |
魅音 |
[1]ドクロマークのついた丸いガムを食べて巨大に膨らませて破裂、その衝撃を爆発に変換して攻撃する、魅音の代名詞的必殺技。一見すると弱そうだが、見た目以上に攻撃範囲が広く、威力も五九の「東風」と同等である。しかも爆発後はガムが大量に飛び散るので、相手の体にベトベトくっつき、身動きを取れなくすることも可能。しかし、自分の顔にも少しガムがくっつくというリスクがある。ガムの爆発を応用すれば、飛行することも可能だとか。(GEARさんより) [2]原作版の最終回で魅音が使用した、「ガムガムボンバー」の強化版。今度は攻撃範囲と威力が、五九の「東東風」と同等なのだろうか・・・? (GEARさんより) |
・セクシービーム返し | 魅音 |
竜宮島の魚女たちのリーダーが使う「セクシービーム」への対抗技。魅音の武器である日傘を前方にかざし、ビームを反射する。反射したビームは全て魚女たちに命中し、本来の姿であるブサイクな半魚人へと変身させ、正体を見破った。(GEARさんより) |
・大地鳴動彷徨(グラウンドサイクロン) | ベイス |
原作版最終巻でプロフェッサー「D」の直属の部下「四重奏(カルテット)」の1人のベイスが使用した大技。斧のような武器を地面にかざし、大規模な地割れを起こす。足場がかなり不安定になるため、サンゾウ達は苦戦した。また、この技でスージィの義父「ゴータ・マ・テンドウ(山賊王ドラゴ・ヴェーダ)」の仲間達は次々と命を落としていったらしい。(GEARさんより) |
・セクシービーム | 竜宮島の魚女 |
色気のあるウインクをしてハートを飛ばす技。女好きの五九・ジョー・トンゴー・サンゾウはまんまとこの技に引っかかり洗脳され、家事全般の召し使いとして扱き使われた。だが、この技は対象に強い衝撃を与えることで正気に戻るらしい(現にスージィが五九たちの尻を銛で刺したところ、絶叫とともに元に戻った)。(GEARさんより) |