アイアンジョーカーズ [必殺技辞典]

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ほそのゆうじ/作 有賀ヒトシ/画 全2巻
いくつかの階層と二千万の人口を擁する科学都市、その名は天京。そこでは餓鬼率いる狂信的自然主義者集団シリウスによって欲望にまみれた人間が変化した破戒獣が人々を苦しめる日々が続いていた。対する天京警察の対シリウス特別機甲班[アイアンジョーカーズ]のメンバーであるクリムゾンジョーカー/ユウキゼン――最高機密・精神過給機(ソウルチャージャー)を搭載された紅く透き通るボディを持つサイボーグ――は就任以来破戒獣事件にめざましい功績を挙げ続ける。だがそれは破戒獣となった人間を抹殺することに他ならない。そんなある日、ゼンはかつて自分と愛する少女を殺した仇であり、最初に断罪したはずの破戒獣・怒鬼/伊狩タケルに遭遇し、敗れる。怒鬼に身体を乗っ取られたゼンは破戒獣を断罪する際の己の心の醜さ、人を殺した時の怒鬼の苦しみ、かつて理想とした善(せいぎ)を理解し、真の段階に到達した精神過給機(ソウルチャージャー)の光が身体から怒鬼を追い出す。そして怒りや憎しみや悲しみではなく破戒獣を救いたいと放った拳は怒鬼を粉砕、伊狩の姿に戻した。
消耗したゼンが眠り続ける間、シリウス一万人の信徒の人身御供で発動した破戒樹の力で二千万の天京市民は一斉に破戒獣と化す。伊狩の危機に復活したゼン、総出動し、今や救われる破戒獣を押さえ込むアイアンジョーカーズの前に餓鬼の人格を宿した巨大破戒獣が現れた。仲間から受け継いだ全ての力を以て巨大破戒獣を打ち倒すゼン。世界を包むまばゆい光。結局天京は崩壊したが、人々は自然の下で新たな生活を営み始めていた。その中には破戒獣事件の生存者、シリウスの信徒、アイアンジョーカーズの姿が――かつて餓鬼と名乗った少年を含む子供たちと戯れるゼンの姿も――あった。

「俺は…バカだからな!」

ファイナルノヴァナックル アイアンジョーカーズ全員
アイアンジョーカーズ
ゼンの精神加給機(ソウルチャージャー)に仲間のサイボーグ全員が力を注ぐ事により実現した、最強最後のノヴァナックル。エナジーチャージの後確実に決めるためにゼンがソウルエナジーごと体当たりし、最終巨大破戒獣を粉砕。そして破戒獣となった二千万の市民、破戒樹に取り込まれたシリウスの信徒を救った。 (HOLICさんより)

焼滅拳(ノヴァナックル) クリムゾンジョーカー(ユウキ・ゼン)
アイアンジョーカーズ
天京警察・対シリウス特別機甲班、 通称アイアンジョーカーズの切り札であるサイボーグ、 クリムゾンジョーカーがシリウスの破戒獣に対して断罪(パニッシュ)する為に使う必殺技。 てゆーか実際は単なるロケットパンチである。しかし、破戒獣を一撃粉砕してしまう辺り相当な威力を持っているのだろう。ちなみにクリムゾンジョーカーに輝爆(つまり変身、きばくと読む) していない生身の状態でも打つ事が出来る。 ゼンが怒りや憎しみや悲しみに囚われずに破戒獣を救おうとする時、精神過給機(ソウルチャージャー)の真の段階の力で破戒獣の欲望だけを粉砕しその母体となった人間を活かす事ができる。 (隼風さん、HOLICさんより)

超新“生”拳(スーパーノヴァナックル) クリムゾンジョーカー
アイアンジョーカーズ
精神過給機の真の段階の力で光り輝いたクリムゾンジョーカーが放つ、破戒獣の欲望のみを焼滅できるソウルエナジーを備えたノヴァナックルのこと。これに撃ち抜かれた破戒獣は硬化して砕け散った後、クリムゾンジョーカーと同じ光に輝く玉が出現する。その玉は破戒獣の元となった人間に戻る。ここまでいくと精神過給機の与える負担は大きく、一発放っただけで消耗していた。(HOLICさんより)

W・ノヴァ クリムゾンジョーカー(ユウキ・ゼン)
アイアンジョーカーズ
『焼滅拳(ノヴァ・ナックル)』の両手バージョン。勇者王ガオガイガーの『ヘル・アンド・ヘヴン』の様に両手を組み合わせ、背中の撃鉄が叩かれると同時に弾丸のように拳を撃ち飛ばす。  撃ち出された拳はライフル弾の如く高速回転しながら敵を貫く、威力は恐らく焼滅拳の数倍以上だろう。(隼風さんより)


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