連載:『テレビマガジン』75年7増刊号 作:成井紀郎
1号からストロンガーの七人ライダーとタックルの、ブラックサタン率いる怪物軍団との戦いを描く。ストロンガーとタックルが日本でブラックサタンと戦っている頃、世界各地の六人ライダーは突如出現した伝説の怪物に遭遇する。ニューヨークの1号は本物の松明から火球を放つ自由の女神、インドの2号は千夜一夜物語の怪鳥バド鳥、エジプトのV3は透明化能力を持つスフィンクス、ギリシャのライダーマンは人間を壁画に変えるトロイの木馬、スペインのXは青銅の巨人タウロス、南アメリカのアマゾンは巨大ゴリラ・ジャンボコング。怪物は日本のハニワを持って日本に向かっている。同じように日本でも、ブラックサタンが各地のハニワを狙っていた。美術館に侵入した戦闘員を追ったストロンガー=茂は1号=本郷と合流。タックル=ユリ子を加えた3人は発信機でアジトを突き止めるが、既にモヌケのカラ。そこにモニター越しにジェネラルシャドウが現れ、計画の全容を明かす。ブラックサタンは復活させた怪物を一つにした無敵の魔神を作ると宣言し、基地を爆破。変身して難を逃れる三人。1号は九州に伝わる大魔神伝説を思い出す。九州全土を覆うほど巨大な魔神、心臓の部分に阿蘇山がある。敵はハニワで魔神の肉体を、怪物軍団を阿蘇山に捧げて魔神の生命を作ろうとしていたのだ。七人ライダーは阿蘇山に集結。迫る怪物軍団に挑む!
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