七人の武器屋 [必殺技辞典]

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原作著者:大楽絢太
イラスト:今野隼史
レーベル:富士見ファンタジア文庫
漫画版著者:今野隼史


自分がやりたいことを見つけられず、日々水道水を名水と偽って売りさばいていたフラン在住の少年マーガスとジャンは、ある日街で「武器屋エクス・ガリバー」のオーナー募集の広告を見かける。
その仕事の内容に興味を持ったマーガスは、いぶかしむジャンに構わずオーナーに応募する。こうして応募に参加したマーガスとジャン、彼らの幼馴染・イッコとその親友・ノン、街で煙突掃除の仕事に就いていたドノヴァン、鍛冶屋の跡取り息子・ケンジ、街に住むお嬢様・ミニィを加えた7人の少年少女たちはオーナーの座を渡され、素人のオコサマ7人による行き当たりばったりの武器屋「エクス・ガリバー」経営が始まるのであった。

本作は武器屋経営を題材にオーナーとなった青春真っ只中の少年少女たちが自分のやりたいことを見つけていく様を描いた、大楽絢太の執筆するファンタジー作品。第17回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。
著者のデビュー作ということもあってか文章はすこし軽い感じがするものの、それが登場人物である青春真っ只中の少年少女7人たちが見せるテンポの良い作風と相まって心地よい読了感を生み出す独特の作風を作り上げている。
なお、月刊ドラゴンエイジ増刊「ドラゴンエイジPure」Vol.3よりイラストレータ・今野隼史によるコミカライズ版「七人の武器屋 1/7」が掲載されており、本編では描かれていないちょっとしたエピソードなどが描かれている。


【既刊情報】
・「七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!」(2005年9月20日)
・「七人の武器屋 結婚式をプロデュース!」(2006年2月20日)
・「七人の武器屋 天下一武器屋祭からの招待状」(2006年5月20日)
・「七人の武器屋 激突!武器屋VS武器屋!!」(2006年8月19日)
・「七人の武器屋 戸惑いのリニューアル・デイズ!」(2006年12月20日)

ビッグバン・ソード・ブラスター イッコ(&トッド・ライネ)
<7buki.htm#">七人の武器屋
天下一武器屋祭決勝戦でイッコが使用した、魔道(フォース)ソード用の技。
決勝戦の相手チームの店員・トッドの使用した強力な火炎魔法を吸収して魔道ソードの魔力刃を燃え盛る炎の剣と変え、攻撃対象のボーンドラゴンクラウンを打ち砕いて止めを刺した。なお、技名になっている「ビッグバン・ソード」とは、イッコが普段使用するマイウェポン「ビッグバン・ソード」及びその改良型に由来している。(クウガもどきさんより)

伝説武器無断増殖 ケンジ
<7buki.htm#">七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!
武器屋「エクス・ガリバー」の経営者たちが繰り出す四つ目のオーナ・コンボ。
若干十二歳にして、フランの鍛冶屋の間で天才と言われる「エクス・ガリバー」経営者の1人・ケンジの手によって『伝説の武器』と言われる代物の贋物を作り出させる。基本的にこれらの武器は高値をつけて販売され、他のオーナー・コンボと連携して「エクス・ガリバー」の売り上げをアップさせるために使用される。
ちなみに、作中で確実に作られたのは伝説の剣であるユグドラシルを模した剣「ニセドラシル」(基本形態は黄金の剣だが、主の命令一つでア○エリオンの「無○拳」の如く生物的に伸びる槍に変化する武器)で、贋作と知らずに買ったどこぞの超一流ドラゴンキラー曰く「伝説上にて語られる本物と同等かそれ以上の性能を持っている」らしい。(クウガもどきさんより)

溶岩弾 灼熱竜
<7buki.htm#">七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!
A級(神話で語られるほどの実力を持つランク)のドラゴン・灼熱竜が口から吐く、超高温の火炎弾。
放ってから次に吐くまでの時間は10秒ほどだそうで、詳しい熱量は不明だが一撃で当たった洞窟の岩盤を溶かして粘性の低い熔岩状にしてしまうことから、火炎弾の持つ熱量は優に1000℃を超えると思われる。(クウガもどきさんより)

勝率0%ジャンケン ジャン
<7buki.htm#">七人の武器屋
「エクス・ガリバー」の経営者の一人・ジャンが繰り出すオーナー・コンボ。本店では三つ目に位置する。
ジャンの家系が神がかった様なジャンケンの強さを誇ることを利用して、「会計時にジャンとジャンケンし、先に7回勝てば商品の値段が十分の一となる」と言う謳い文句で、過信した客が勝負を持ちかけるよう誘導する。
そうやってジャンケンに敗北した客が意地になって他の武器を購入し、再度勝負を挑むように仕向けることが最終目標になっている。ただし、ブラッド・キャニオン支店だと戦闘中という極限状態の関係で何度も武器を手にとって挑戦する暇がない為、本来の目的を満たすことはできない。(クウガもどきさんより)

清掃流槍術 八方清掃大風車 ドノヴァン・レイン
<7buki.htm#">七人の武器屋
普段はおとなしいドノヴァンが専用武器であるロンギヌスのモップを使用して放つ我流技。
ロンギヌスのモップを超高速で横回転させることによって竜巻を巻き起こし、周りの相手を一気に吹っ飛ばす。
作中では第2巻で初登場し、ドノヴァンの周りを囲んだマジックドール(一種のゴーレムのようなもの)7体を一気にふっとばし、戦闘不能に追い込んだ。

「今宵のロンギヌスは、血に飢えている…」(クウガもどきさんより)

『警戒解除クッキー!』攻撃 ノン
<7buki.htm#">七人の武器屋 レジェンド・オブ・ビギナーズ!
武器屋「エクス・ガリバー」の経営者たちが繰り出す二つ目のオーナ・コンボ。
ノンが作った美味しい手作りクッキーを勧めて客を和ませる。(クウガもどきさんより)

炎のクッキング・ウェポン ノン
<7buki.htm#">七人の武器屋
天下一武器屋祭にてノンが使用した大会用新オーナー・コンボ。
販売の際にディスプレイ用の非売武器で達人級の料理を調理して振る舞い、それをあたかも武器の性能のように表現することで客に同型商品を「性能の高い調理器具としても使用できる武器」と思い込ませる。
なお、この時販売された武器を使用したからといって別に達人級の腕前の料理が作れるわけではないので注意。(クウガもどきさんより)

戦斧ボード マーガス
<7buki.htm#">七人の武器屋
最終巻で敵に囲まれていたイッコを助けるためにとっさに思いついた人命救助用オーナー・コンボ。
その辺に落ちていた大型の戦斧を階段の手摺にセットし、それに乗って一気に滑り降りつつイッコを回収する。
なお、もう既にオーナー・コンボ(商品の販売手法)じゃないという意見は却下の方向で(笑)(クウガもどきさんより)

デリバリー・ウェポン マーガス
<7buki.htm#">七人の武器屋
「エクス・ガリバー ブラッド・キャニオン支店」限定のオーナー・コンボ。
戦っている相手に直接武器を売りに行き、戦闘中という極限状態を利用して武器を売り込む心理作戦の一種である。元はマーガスやジャンが水を売り込む時に使用していた手法を利用しており、実際短期間でブラッド・キャニオンを越える為のお金を稼いだ。ただしこれによってブラッド・キャニオンに出没する変な死の商人トリオの噂がドラゴンヘンジ付近で広まったらしい。
ちなみにこの時販売していた武器は、この辺で死亡したドラゴンキラー達の持っていた武器をマーガス、ジャン、ドノヴァンが現地で整備したものだったりする。(クウガもどきさんより)

髑髏石拳 ミニィ
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武器屋「エクス・ガリバー」の看板娘ミニィが燈の国で学んできた技術。
生命体ではないあらゆる物質を分解する技術で、燈の国では誰でも知っているような一般的な技術らしい。燈の国ではこの技術が無ければ殆どのことができないといわれている。
2巻でミニィが戦闘時に使った時には相手を爆散させるという威力を発揮しており、ミニィが極めようとする敏捷性と組み合わせると恐るべき攻撃技となっていた。(クウガもどきさんより)

BBL(ブリッコ・バーニン・ラブ) ミニィ
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武器屋「エクス・ガリバー」の経営者たちが繰り出す一つ目のオーナ・コンボ。
子犬のコスプレした看板娘のミニィが客を呼び込む。作中では二名ほどの客(実は超一流のドラゴンキラーチーム三名のうち二人だった)を萌やし、店に誘い込んだ。 特殊な性癖の持ち主で無ければ引っかからない様な気がする…(クウガもどきさんより)

ビッグバン・コンビネーション イッコ&ドノヴァン・レイン
<7buki.htm#">七人の武器屋
最終巻で酸による攻撃を主体とする敵相手にイッコとドノヴァンが使用した連携攻撃。
物理攻撃の威力を倍返しにするイッコのマイ・ウェポン「ビッグバン・ソード・レジェンド」に威力を与えるためにドノヴァンが全力でマイ・ウェポン「ロンギヌスのモップ2(セカンド)」による攻撃でビッグバン(以下略)を殴りつけ、その威力を得たビッグバン(以下略)で眼前の敵を撃破する必殺コンボである。
ただし、ロンギヌスのモップから威力を得た後は5〜10秒ほどで相手を攻撃しなければビッグバン(以下略)に蓄えられた威力は失われる。(クウガもどきさんより)


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