精霊獣

外国の精霊術師の間で長年の間、研究・使用されている術法。精霊を高密度に集めて構成される擬似生物のようなものを作り出して攻撃させる。利用方法は限定されるが、少ない技量で強力な術を使えるためにその利便性は大きい。炎の精霊の力にちょっとした仕掛けを加えて変質させているという構造から弱点は神凪家の炎術師が使う「浄化の炎」だったりする。精霊獣の研究ではアメリカの炎術師の名門・マクドナルド家が有名である。日本国内では炎術師の最高峰である神凪家や地術師の最高峰の石蕗家があるために、使うこと自体が自らを弱いと証明するものと思われていて日本人の精霊術師の中ではそのプライドから使うものがいないのが現状。八神和麻曰く、今の神凪家でこの術が必要ないといえるのは和麻と煉の父である厳馬、綾乃の父で神凪家の現当主である重悟ぐらいだそうである。ちなみに綾乃は精霊獣よりも手段が限定された道具「炎雷覇」を使うため、そんな術に走るよりも炎雷覇を使いこなすことが先決かつ効果的である(By 八神和麻)。


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